ヨットマスター2はスポーツロレックスにおいて、最も高級という趣旨のシリーズで、デビューした当初は金無垢モデルしかありませんでした。
後にステンレスモデルの116680が追加されましたが、その価格帯はロレックスとしては相対的に高く、4桁リファレンスを除くとステンレスモデルの中で最も高いというポジションに位置していました。
しかし、それはもう過去のこと。
そういった序列に位置していたのは2016年頃までなのです。
2016年の出来事といえば、デイトナの116500LNのデビューがありますが、ヨットマスター2の価格序列に影響を及ぼしたのはそれだけではありません。
2017年には、デイトナ16520の値動きが目立ち、2016年11月頃まで120万円台で購入可能だったのが200万円程度でないと買うことができなくなってしまいました。
そして、116520も値動きし、2018年7月には170万円台という水準になっています。
では、その時期、ヨットマスター2の116680はどのような水準だったかというと、約153万円というボトム価格だったのです。
つまり、2年ほど前まではデイトナより高かった116680は、16520だけでなく116520よりも安くなったのです。
2018年7月において116680の値動きは、値上がり傾向でした。ただ、値上がりといっても、それ以前は値下がり気味だったため、7月の相場は2014年の水準に戻ったといったところだったのです。
ですから、その頃の116680の様子は、まさにお買い得といえる状況で、それは当時記事にもしたとおりです。
しかし、それから2ヶ月経った今、なんと116680は10万円以上も値動きしており、2014年水準よりも高くなっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年7月 の安値(楽天) |
2018年9月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
ヨットマスター2 前期針 116680 |
中古 | 0年 2ヶ月 |
¥1,533,600 | ¥1,646,000 | 112,400 | 107.33% |
2014年10月において約153万円という水準だったのが、現在では160万円台。2018年7月時点では約153万円だったため、2014年水準より高くなっていることが分かります。
ヨットマスター2の116680は、この数年150万円前後といった水準といったところですが、ロレックスが一時的に安くなった2016年10月には130万円台まで下落しています。
7月水準でも、2016年と比較すると20万円近い値上がり状態だったわけですが、約2年の間で約18万円の値動きだったのです。
それが、2018年9月では、7月から2ヶ月しか経っていないのに10万円以上の値動きとなっています。
デイトナ116520などと比較すると、相変わらず安い価格帯に位置することに変わりありませんが、
という点は、これまでの116680の様子からすると「すごい」という感想になります。