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現在相場考察

2014年水準以上になった、ヨットマスター2前期針116680

2018年9月23日更新
ロレックスのヨットマスター2116680について斉藤由貴生が執筆。本記事では2018年7月の安値(楽天)と2018年9月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この0年2ヶ月での変動は¥112,400だった。

ヨットマスター2 前期針 116680についての考察(2018年9月)

ヨットマスター2スポーツロレックスにおいて、最も高級という趣旨のシリーズで、デビューした当初は金無垢モデルしかありませんでした。

後にステンレスモデルの116680が追加されましたが、その価格帯はロレックスとしては相対的に高く、4桁リファレンスを除くとステンレスモデルの中で最も高いというポジションに位置していました。

しかし、それはもう過去のこと。

そういった序列に位置していたのは2016年頃までなのです。

2016年の出来事といえば、デイトナ116500LNのデビューがありますが、ヨットマスター2の価格序列に影響を及ぼしたのはそれだけではありません。

2017年には、デイトナ16520の値動きが目立ち、2016年11月頃まで120万円台で購入可能だったのが200万円程度でないと買うことができなくなってしまいました。

そして、116520も値動きし、2018年7月には170万円台という水準になっています。

では、その時期、ヨットマスター2116680はどのような水準だったかというと、約153万円というボトム価格だったのです。

つまり、2年ほど前まではデイトナより高かった116680は、16520だけでなく116520よりも安くなったのです。

2018年7月において116680の値動きは、値上がり傾向でした。ただ、値上がりといっても、それ以前は値下がり気味だったため、7月の相場は2014年の水準に戻ったといったところだったのです。

ですから、その頃の116680の様子は、まさにお買い得といえる状況で、それは当時記事にもしたとおりです。

しかし、それから2ヶ月経った今、なんと11668010万円以上も値動きしており、2014年水準よりも高くなっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2018年7月
の安値(楽天)
2018年9月
の安値(楽天)
変動額 残価率
ロレックス
ヨットマスター2
前期針
116680
中古 0年
2ヶ月
¥1,533,600 ¥1,646,000 112,400 107.33%

2014年10月において約153万円という水準だったのが、現在では160万円台。2018年7月時点では約153万円だったため、2014年水準より高くなっていることが分かります。

ヨットマスター2116680は、この数年150万円前後といった水準といったところですが、ロレックスが一時的に安くなった2016年10月には130万円台まで下落しています。

7月水準でも、2016年と比較すると20万円近い値上がり状態だったわけですが、約2年の間で約18万円の値動きだったのです。

それが、2018年9月では、7月から2ヶ月しか経っていないのに10万円以上の値動きとなっています。

デイトナ116520などと比較すると、相変わらず安い価格帯に位置することに変わりありませんが、

  • 2ヶ月で10万円単位の値動き
  • 中古が160万円台中盤
  • という点は、これまでの116680の様子からすると「すごい」という感想になります。

    この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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