2017年からノーチラスは特に目立った値動きとなっているため、同じ雲上スポーツであるロイヤルオークも値動きしていると思った方もいるかもしれません。
しかし、ロイヤルオークは2017年において、あまり目立った値動きとはなっていませんでした。
特に、2000年頃において現行モデルだった、ミディアムサイズは2016年頃から値動きしておらず、80万円台程度で購入可能といった様子だったのです。
そんなロイヤルオークですが、2018年になると値動きするモデルが目立つという状況になり、1月に41mmの15400STが2016年と比較して約48万円の値上がりとなって以降、他のモデルの値動きも目立っていったといえます。
33mmの15000STは、2016年に80万円台だったのが、2018年5月には90万円台となっています。
それが、9月の今となってはミディアムサイズは全体的に100万円以上でないと購入することができなくなっており、更に値上がりした様子といえる状況です。
また、36mmの14790STは2017年の段階から110万円台後半という水準に位置しており、33mmの15000STより高い水準に位置。
そんな14790STも、2017年から2018年にかけてしっかりと値動きしている様子で、2017年3月より約9万円ほど高くなっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
|
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年3月 の安値(楽天) |
2018年9月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
オーデマピゲ
ロイヤルオーク 14790ST.00.0789ST.08 |
中古 | 1年 6ヶ月 |
¥1,185,840 | ¥1,279,800 | 93,960 | 107.92% |
ロイヤルオークは、ラインナップが多い傾向があり、3針のようにシンプルなモデルでも、多種多様な傾向となっています。
現行モデルでも、3針である15400STと2針の15202STがラインナップされていますが、15202STのほうが高いモデルとなっています。
時計に詳しい人でないと、両者の違いは分かりづらいですが、15202STが初代モデルの延長線上にあり、15400STがややアレンジされたモデルという位置づけになっています。
現行モデルの場合、そのように説明すればまだ分かりやすいのですが、このミディアム自動巻のように33mmや36mmという差まで理解しようとすると、覚えることがたくさんあるといえます。
そして、それ以外にもロイヤルオークの2針、3針モデルには複数のリファレンスが存在し、全体像を把握するのは容易ではありません。
そういった事情から、これまでロイヤルオークは「元祖雲上スポーツ」という存在でありながら、目立った値動きをしてこなかった傾向があったといえます。
しかし、2018年からはロイヤルオークも値動きが目立ちつつあり、14790STもそれに該当している様子です。
ですから、今後もそれぞれのリファレンスがどのような動きになるか、興味深く見守りたいと思います。