エンジンターンドベゼルのエアキングが評価されている傾向があるという点は、以前の記事で紹介しましたが、その際参考としたモデルは5桁リファレンスの14010Mでした。
エアキングには、2016年に登場した116900より前のモデルまでエンジンターンドベゼルベゼル仕様がありましたが、6桁世代のそれについても、どのような様子になっているか気になるところだと思います。
では、そんな6桁世代のエンジンターンドベゼルはどのような値動きになっているかというと、こちらも値動きしている様子です。
114210は、2016年8月の時点で約36万円だったのが、現在では約44万円。
2年という期間で約7万円の値上がりとなっているのです。
2016年8月という時期は、全体的にロレックスが安くなっていた時期ですが、その際6桁エアキングは特に大きな値動きをしたという様子は感じられないといえます。
ちなみに、この114210は2013年9月の時点で20万円という水準だったため、2016年8月の時点では、約3年で17万円近い値上がりという状態だったのです。
そして、その時点から、現在にかけてさらに約7万円の上昇となっているため、この5年間における114210の値動きはなかなか優秀だといえるでしょう。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2016年8月 の安値(楽天) |
2018年9月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
エアキング 銀文字盤 114210 |
中古 | 2年 1ヶ月 |
¥369,800 | ¥440,700 | 70,900 | 119.17% |
ロレックスにおいて目立った値動きをするモデルといえば、スポーツモデルという印象が強く、このエアキングのようにスポーツ系でないオイスターはそこまで値動きしないという印象もあるかもしれません。
しかし、この114210は、この5年という間において倍以上の中古水準となっているため、しっかりと値動きしているといえるかと思います。
以前の記事でもお伝えしたように、14010Mは2017年から2018年にかけて約6万円の上昇となっていますが、1年で6万円の値動きというのは5桁世代のエアキングとしてはかなり優秀な出来事といえます。
これらエアキングに共通するるのは「エンジンターンドベゼル」という点です。
エンジンターンドベゼルは、特徴ある要素であり、なおかつ現在のモデルでは見られないアイテム。
ですから、評価されていても不思議でないといえるでしょう。
いずれにしても、これまで目立った値動きをするという印象があまりなかった、5桁世代や6桁世代(2007)のエアキングが、このような動きとなっている様子はかなり驚くと同時に興味深いと感じます。