2017年といえばデイトナの値動きが目立った年ですが、2018年はそれと比べると地味な値動きともいえる様子です。
特に4月頃まで16520はほぼ値動きしておらず、そういった印象を与えていたように感じます。
そんなデイトナですが、4月以降は16520が値動きし、その他にも様々なモデルが上昇している様子があります。
例えば、ホワイトゴールドブレスレットの116509は、2017年と比較して約22万円高くなっています。
WGのデイトナは2004年のデビューから2010年代前半まで、YGより高い水準が当たり前という様子でしたが、ここ数年はYGより安いという状況となっています。
では、イエローゴールドの116528はどのような様子となっているかというと、こちらは2017年と比較して約29万円の上昇。
WGより高い水準というだけでなく、値動きもWGに勝っている様子です。(YG黒シャンパン文字盤とWG黒文字盤の2017年対2018年比較において)
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年9月 の安値(楽天) |
2018年10月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ 黒・シャンパン文字盤 116528 |
中古 | 1年 1ヶ月 |
¥2,570,000 | ¥2,859,840 | 289,840 | 111.28% |
WGの評価がYGより高くないという点は、デイトナに限らずサブマリーナなどでも見ることができますが、それらWGモデルは2018年に値動きしている様子があります。
WGは、かつてYGより高かったため、WGが上昇するということはYGの水準に近づくのではないかと思いますが、このデイトナ116528のように、YGもWGに負けじと値動きしているということもあるのです。
そして、そういった現象は他のモデルでも見られることができるため、WGが高くなっても依然としてYGのほうが高いというのは変わらない様子です。
この116528の黒・シャンパン文字盤は、2016年8月に215万円という水準でしたが、2017年にはその水準から42万円上昇し、257万円というボトム価格に達しています。
2017年は2016年と比較して42万円という値動きでだったのが、2017年から2018年にかけては約29万円という値動きであるため、2017年より地味に感じてしまうかもしれません。
しかし、2016年夏頃はロレックスの多くが安くなった時期であり、2017年はそこから反発するように多くのロレックスの値上がりが目立った時期ともいえます。
それに対して2018年は、すでに目立った値動きとなった2017年と比較して高くなっているのです。
ですから、値動きだけを見ると2017年に対して地味と感じてしまう2018年の値動きですが、
ということを考慮すると、2017年より優秀ともいえるかもしれません。