アクアノートには、豪華な金無垢バージョンがありますが、第一世代ではイエローゴールドが採用されていたのに対し、第二世代ではローズゴールドに変化しています。
また、第一世代ではラバーベルトがステンレスと変わらない「黒」だったのに対し、第二世代ではRG専用色の「茶」が採用。
ただ、第一世代で存在したブレスレット仕様の金無垢バージョンは第二世代では消滅しています。
中古での流通は第二世代が比較的多く、その相場はこの3年間において300万円以上という水準です。
しかしこの5167R、相場が乱高下する傾向があり、2015年以降において「高くなったり」「安くなったり」を繰り返しています。
2015年11月においてこの5167Rは約367万円という水準でしたが、2016年11月には304万円まで下落。2016年11月といえば、多くの腕時計が安くなった時期ですが、このアクアノートは当時において約63万円安くなっているのです。
そして、2017年8月になると5167Rは約344万円まで上昇。2016年11月と比較して約40万円という値上がりとなりましたが、2015年11月の水準には届いていませんでした。
それが、2018年3月には380万円という水準にまで達し、2015年11月を上回る様子となっているのです。これは、2017年8月と比較して約35万円高くなっているということになります。
しかし、そんな5167Rは今、約358万円という水準になっており、3月と比較して20万円以上下落している状態です。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年3月 の安値(楽天) |
2018年10月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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パテックフィリップ
アクアノート 5167R |
中古 | 0年 7ヶ月 |
¥3,800,000 | ¥3,580,001 | -219,999 | 94.21% |
現在の水準は、2015年11月より安い状況となっていますが、2016年11月や2017年8月と比較すると高い状況です。
2015年11月以降、この5167Rは300万円台であることに変わりないのですが、時期によって300万円台後半のこともあれば前半のこともあり、最も安い水準だった2016年11月と、最も高い水準の2018年3月とでは、76万円の価格差があることになります。
このような値動きをする時計は、他にあまり見ることがなく、5167Rの値動きは比較的珍しいといえるかと思います。
ノーチラスやデイトナなどの金無垢モデルを考慮すると、乱高下気味という例はあまりみられず、金無垢モデルとして乱高下気味といえるのはデイデイトの118209などですが、デイデイトはスポーツ系ではありません。
いずれにしても、アクアノート5167Rが乱高下気味な理由は分かりませんが、値動きしやすい傾向があるのは確かだといえるでしょう。