アクアノートの第一世代には、ラージサイズとミディアムサイズが存在しますが、近年はラージサイズのほうが高い様子です。
また、現行世代では、ラージとエクストララージとなり、ラージサイズのほうはすでに生産終了となっています。
そのため、“アクアノートのミディアムサイズ”という存在は、以前ほど目立たなくなっている印象もあるかとおもいますが、実はきちんと値動きしている様子です。
2017年4月の時点で約166万円という水準だった5066/1Aは、2018年4月に約209万円という水準にまで上昇。1年という期間で約42万円の値動きとなっているのです。
そして今回、そんな5066/1Aは約221万円という水準となっており、4月から半年間で10万円以上の値動きとなっています。
2018年4月の段階で、2017年と比較するとすでに40万円以上高くなっていたため、その時点からの値動きはどうなるか分からないと思った方も多々いるでしょう。
しかし、それから半年という期間でもこの5066/1Aはしっかりと値動きしているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年4月 の安値(楽天) |
2018年10月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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パテックフィリップ
アクアノート 5066/1A-001 |
中古 | 0年 6ヶ月 |
¥2,091,000 | ¥2,214,000 | 123,000 | 105.88% |
パテックフィリップの人気モデルといえば、ノーチラスの印象が強く、近年アクアノートはその影に隠れているという印象もあります。
また、その状態で認識される傾向があるのも現行世代であり、第一世代はそれよりマニアックな存在という印象になります。
さらに、その第一世代の中で注目度が高いといえるのは、ラージサイズの5065/1Aだといえます。ただ、このモデルは、最近インスタグラムで海外のコレクターがアップロードする様子を以前より見かけるようになってきた状態だといえ、“通好み”という対象になりつつある様子もあります。
そして5066/1Aは、その5065/1Aの影に隠れているともいえるため、さらにマニアックな存在だといえるでしょう。
インスタグラムで海外のコレクターが5066をアップする様子はたまに見かけますが、それは日本限定の青文字盤が多い印象です。
ですから5066/1Aという存在は、他のモデルの影に隠れるような印象もあり、そこまで目立たないようにも感じます。
しかし、それでも比較的短い期間で値動きしている様子があるというのは、やはり第一世代のアクアノートは人気があると感じるように思います。
ただし、2000年代前半においてこの5066/1Aは、5065/1Aと新品実勢価格が変わらず、ノーチラス3710/1Aとの価格差も10万円未満といったところでした。
目立って値動きしている様子があっても、かつて同水準だったアクアノートやノーチラスと比較するとその優秀さはやや弱く感じてしまいます。