パネライの人気モデルといえば、2002年といった時期では手巻きモデルという印象がありました。また、自動巻モデルの人気モデルも当時は40mmモデルという傾向があり、ブレスレットの50番などは定価より新品実勢価格が高いという現象となっていました。
しかし、その後においてパネライの人気モデルは、GMTやパワーリザーブに変化したという傾向があるといえ、2016年春頃までにおいて、PAM00088は中古が50万円台後半という水準に位置していたのです。
そんなPAM00088という存在ですが、2018年には40万円台前半となるなど値下がり傾向が目立ち、5月には41万円という水準にまで下落。
多くの時計が値上がりする2018年において、反対に値下がり傾向となっていたのです。
それが8月にはボトム価格が約49万円となり、値下がりといった様子ではなくなった状況に転じました。
けれども今、この88番という存在は再度値下がり傾向となっており、回復傾向となったのは一瞬に過ぎなかった模様です。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年8月 の安値(楽天) |
2018年11月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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オフィチーネパネライ
ルミノールGMT PAM00088 |
中古 | 0年 3ヶ月 |
¥495,700 | ¥442,735 | -52,965 | 89.32% |
現在、PAM00088の中古には40万円台前半の個体がある状況で、先日までは複数の個体がこの価格帯となっていました。
ただそのボトム価格は、約44万円という水準であるため、2018年5月の41万円と比較すると高い状況となっています。
そのため、2018年8月と比較すると値下がりでも、5月と比較するとやや回復ともいえるかもしれません。
いずれにしても、この88番という存在は、40万円台前半という水準であるため、2016年春頃の水準と比較すると値下がり傾向だといえます。
一旦回復傾向という様子となっても、現在のように再度値下がりともなった88番という存在は、評価が難しいようにも見えますが、いずれの時期も40万円台という水準は共通です。
今後どのような動きとなるか分かりませんが、ボトム価格が50万円台、もしくは30万円台となったならば、新たな動きといえるでしょう。
この88番という存在は、ここ10年ほどにおいて人気の高いパネライという印象があり、2016年春頃までは手巻き44mmなどと比較して高い水準に位置していました。
それが、現在では手巻き44mmのPAM00111との価格差は5万円未満となっています。
よって、以前から88番が好きという方にとっては、狙いやすい価格帯になっているといえるかもしれません。