エクスプローラ1と同じく時計ブームの時に大人気だったのがエクスプローラ2。エクスプローラ1(14270)の新品がプレミア価格のときにこちらもプレミア価格でした。得に高かったのは黒文字盤。ただ、その後黒文字盤と白文字盤の相場の違いは無くなる傾向にあります。ここ5年の相場の動きはパネライルミノール44mmに似ていて、安い時は約25万円、高い時は40万円前半という感じです。ただし、最安値はパネライのほうが安く、最高値はエクスプローラ2のほうが安い。つまりパネライのほうがエクスプローラ2よりも値動きの幅が広いという特徴があります。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2015年2月 の最安値(ヤフオク) |
2016年4月 の最安値(ヤフオク) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
エクスプローラ2 黒文字盤 16570 |
中古 | 1年 2ヶ月 |
¥368,000 | ¥378,000 | 10,000 | 102.72% |
エクスプローラ2はスポロレの中で珍しい白文字盤を搭載し、さらにGMT機能も搭載。そのわりには価格がそんなにパッとしなく、2011年に現行モデルの216570が登場し、生産中止となった後もそんなに驚くほどの価格上昇は起きていません。というよりも、他のスポロレの価格上昇と比例した価格上昇なため、生産中止効果による価格上昇は無いといっても良いかもしれません。
近年ケースが巨大化する傾向にあり、逆に巨大化する以前のモデルを好むという傾向があったりします。霜降り肉より良質赤身肉が有難がられるのと同じで、しつこいモノは飽きるのです。ですから、サイズが42mmと巨大化した新型216570よりもサイズの小さい16570が「調度良い」サイズだったと希少価値が高まるかと思ったら、16570でも40mmだったのです。要するにスポロレのデカモデルとしての役割を与えられているエクスプローラ2。新型が42mmというのは意味で正しかったのですね。
最近、希少性のためか白文字盤が高くなっている傾向があるように思えます。確かに白文字盤は黒文字盤より流通量が少なそうですし、スポロレにラインナップされている白文字盤はコレとデイトナ(とミルガウス)ぐらいしかありません。かつて安値だった白文字盤のほうが、現在黒文字盤より高いというのは納得します。しかし、白文字盤のエクスプローラ2は若々しくカジュアルなイメージが有るため、付ける人のファッションや状況を選びます。よって複数本時計を持っている人のお遊び時計(サブ時計)としてなら良いでしょう。