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現在相場考察

また値動きした、ロイヤルオーク15400ST.OO.1220ST.02

2018年11月17日更新
オーデマピゲのロイヤルオークについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2018年7月の安値(楽天)と2018年11月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この0年4ヶ月での変動は¥112,540だった。

ロイヤルオーク 15400ST.OO.1220ST.02についての考察(2018年11月)

ロイヤルオークといえば、ノーチラスと同じジェラルド・ジェンタがデザインした腕時計として有名ですが、「ジェンタ+雲上」の元祖といえる存在です。

2000年代前半から、ノーチラスと比較して実勢価格は安い傾向があるロイヤルオークですが、2017年からはノーチラスが派手な値動きとなったため、以前よりさらに“比較対象”でなくなったという印象があります。

ちなみに、ロイヤルオークには3針といったシンプルなモデルでも、複数のモデルが展開。ノーチラス5711/1Aのライバルとなるモデルはどれか、という問に対して、説明すると長くなるので、詳細は以前の記事を御覧いただきたいのですが、この15400ST5711/1Aのライバルといえる存在です。

そんな15400STというモデルは、ノーチラスと比較して中古相場が安いだけでなく、あまり値動きしない傾向があったといえます。

しかし、2018年からこの15400STの値動きは目立っている状況です。

2016年まで120万円台だったこの15400STですが、今年2018年1月には170万円台という水準にまで上昇。

その際、値動きした額は約48万円だったため、次の値動きまでは時間がかかるかとも思いきや、7月には180万円台となったのです。その頃値動きしたのは、この15400STに限らずで、2018年夏という時期は、ロイヤルオークにおいて多くのモデルが目立った値動きとなっていました。

さて、そんな15400STという存在ですが、7月から4ヶ月経った今、また値動きをしている様子があります。

この15400ST4ヶ月で約11万円の値上がりとなっており、現在では190万円台という水準になっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2018年7月
の安値(楽天)
2018年11月
の安値(楽天)
変動額 残価率
オーデマピゲ
ロイヤルオーク
15400ST.OO.1220ST.02
中古 0年
4ヶ月
¥1,835,460 ¥1,948,000 112,540 106.13%

ロイヤルオークには、様々なモデルがありますが、この15400STというモデルにも、様々なリファレンスが存在。

現在15400ST系のボトム価格となっているのは、この15400ST.OO.1220ST.02で、他の文字盤色はさらに高い状況となっている様子です。

また、この15400STの前モデルとして約39mmの15300STがありますが、そちらは現在180万円前後という様子。

7月の段階では、15400STとほぼ同水準といったところだったのですが、この数ヶ月において値動きしたのは15400STだけとなっているため、15400ST15300STの相場は離れたという印象となっています。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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