ロイヤルオークといえば、ノーチラスと同じジェラルド・ジェンタがデザインした腕時計として有名ですが、「ジェンタ+雲上」の元祖といえる存在です。
2000年代前半から、ノーチラスと比較して実勢価格は安い傾向があるロイヤルオークですが、2017年からはノーチラスが派手な値動きとなったため、以前よりさらに“比較対象”でなくなったという印象があります。
ちなみに、ロイヤルオークには3針といったシンプルなモデルでも、複数のモデルが展開。ノーチラスの5711/1Aのライバルとなるモデルはどれか、という問に対して、説明すると長くなるので、詳細は以前の記事を御覧いただきたいのですが、この15400STは5711/1Aのライバルといえる存在です。
そんな15400STというモデルは、ノーチラスと比較して中古相場が安いだけでなく、あまり値動きしない傾向があったといえます。
しかし、2018年からこの15400STの値動きは目立っている状況です。
2016年まで120万円台だったこの15400STですが、今年2018年1月には170万円台という水準にまで上昇。
その際、値動きした額は約48万円だったため、次の値動きまでは時間がかかるかとも思いきや、7月には180万円台となったのです。その頃値動きしたのは、この15400STに限らずで、2018年夏という時期は、ロイヤルオークにおいて多くのモデルが目立った値動きとなっていました。
さて、そんな15400STという存在ですが、7月から4ヶ月経った今、また値動きをしている様子があります。
この15400STは4ヶ月で約11万円の値上がりとなっており、現在では190万円台という水準になっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年7月 の安値(楽天) |
2018年11月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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オーデマピゲ
ロイヤルオーク 15400ST.OO.1220ST.02 |
中古 | 0年 4ヶ月 |
¥1,835,460 | ¥1,948,000 | 112,540 | 106.13% |
ロイヤルオークには、様々なモデルがありますが、この15400STというモデルにも、様々なリファレンスが存在。
現在15400ST系のボトム価格となっているのは、この15400ST.OO.1220ST.02で、他の文字盤色はさらに高い状況となっている様子です。
また、この15400STの前モデルとして約39mmの15300STがありますが、そちらは現在180万円前後という様子。
7月の段階では、15400STとほぼ同水準といったところだったのですが、この数ヶ月において値動きしたのは15400STだけとなっているため、15400STと15300STの相場は離れたという印象となっています。