ジュビリーブレスレットのGMTマスター2という存在は、今年2018年のバーゼルで新作が発表され、以前より高い注目度となっているといえます。
実際、新作である126710BLROは中古でも200万円程度という価格帯となっており、定価の2倍以上高いプレミアムがついているといえる状況です。
そして、前モデルのジュビリーブレスレットも人気がある状況で、16700のジュビリーモデルは、3連ブレスレットが80万円台後半であるのに対し、100万円以上の水準となっています。(現在、16700のボトム価格89万円に対して、ジュビリーの個体は約142万円)
ジュビリーブレスレットは、2007年にステンレスが6桁世代となった以降は廃止となっていたため、最新モデルの前は、5桁世代となります。
かつては不人気だったジュビリーという存在が、このように人気となる様子は、昔のノーチラスの値動きにも似ていると言えます。
ノーチラスとジュビリーGMTマスターの魅力は共通する点が多いと思いますが、特にそう思うのは、この16718であり、『ブラウン文字盤、YG、ジュビリー』という組み合わせが、ノーチラスのような、共感覚を刺激するというように感じます。
そんな16718という存在は、どのような値動きとなっているかというと、新しいジュビリー発表前の2018年1月と比較して約36万円の値上がりとなっている様子。
1月の段階では220万円台だったのが、現在では250万円台となっているのですが、文字盤色に関係なく、ジュビリーの16718自体が250万円台という水準になっている状況です。
本記事で参考とした中古腕時計
|
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年1月 の安値(楽天) |
2018年11月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
GMTマスター2 ブラウン文字盤 ジュビリーブレスレット 16718 |
中古 | 0年 10ヶ月 |
¥2,214,000 | ¥2,580,000 | 366,000 | 116.53% |
かつてであれば、価格帯が高いYGかつ、ジュビリーというマニアックなこのGMTマスター2が、約10ヶ月という期間で36万円という値動きをすることは考えられなかったかもしれません。
そのため、このような値動きとなったのは新作の登場が影響した、というように考えるところですが、実はそうではないともいえるのです。
2018年1月の段階で、この16718のジュビリーブラウン文字盤は、2016年12月と比較して約39万円の値上がり状態。つまり、1年1ヶ月という期間でそのような値動きとなっていたため、今の値動きと比較しても遜色ない値動きとなっていた様子だといえます。
よって、この16718のジュビリーブラウン文字盤は、新作の登場というニュース以前からも値動きする傾向があるため、ニュースなどに関係なく人気といえるかもしれません。