非スポーツ系でありながら、高い注目度となっているオイスターパーペチュアルのダークロジウム文字盤。
正規店で見かけることはあまりなく、その様子はまさに人気のスポーツモデルと同様だといえる状況です。
90年代後半以降、様々なモデルがロレックスにおいて人気といえる状況となりましたが、それらのほぼ全てはスポーツモデルだった傾向があります。
スポーツモデルでないモデルとして、高い注目度となっていたといえるのは、デイデイトのアイスブルー文字盤などがありますが、このダークロジウム文字盤のように正規店での入手難易度が高いという傾向には至っていないといえます。
また、その他の人気モデルとして、オイスターパーペチュアルの日本限定という存在や、同じく日本限定のターノグラフなどがありますが、いずれも“最高級モデル”や“限定モデル”という特殊さが際立っているといえます。
そういった意味では、この114300のような、エントリーカテゴリに位置するモデルが「高い注目度」となるのは初といえる現象といっても差し支えありません。
そんなダークロジウム文字盤という存在は、これまで年を追うごとに上昇傾向となっており、それは2018年においても変わりない様子です。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年9月 の安値(楽天) |
2018年11月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
オイスターパーペチュアル ダークロジウム文字盤 114300 |
中古 | 1年 2ヶ月 |
¥460,390 | ¥511,704 | 51,314 | 111.15% |
2017年9月における114300ダークロジウム文字盤は、約46万円という水準でしたが、2018年11月の今では約51万円という水準。
1年少しの期間で5万円ほどの上昇となっていますが、これは比較的新しいモデルとしてはなかなか優秀といえるかと思います。
ロレックスの場合、新型として出たばかりの時期が最も高い傾向があり、年を追うごとに値下がりするという傾向があります。最近では、デイトナなど、その常識を覆す様子も目立ってきましたが、この114300のような非スポーツ系モデルがそれを実現させたというのは、なかなか凄いと感じます。
ちなみに、この114300は現在、他の文字盤色でも50万円台という水準に達しているモノがあり、114300の複数の文字盤色が50万円以上という水準になっている様子です。
114300というエントリークラスに位置するモデルが、中古でも50万円台という水準になったというのは、なかなか凄いと感じると同時に、エクスプローラーの214270やミルガウスなどと比較対象となりつつあるという面白さも感じます。