2007年に6桁世代となったエアキング。
5桁世代においてのラインナップは、スムースベゼルの14000か、エンジンターンドベゼルの14010の2種類というシンプルだったのが、6桁世代となってからは、WGベゼルが追加されたり、ダイヤ文字盤が登場するなどしています。
また、5桁世代において、エントリーレベルのノンデイト3針モデルという存在は、その全てをエアキングが担っていたのですが、6桁世代からはそこにオイスターパーペチュアルも追加され、ケースサイズやベゼルの種類など、かなり多種多様なラインナップとなっていました。
そのように、ラインナップが多く、全体像を把握しづらい6桁世代のエアキングですが、2015年頃からは整理され、エアキング=スポーツ系、オイスターパーペチュアル=非スポーツ系となり、以前より分かりやすくなっています。
そのため、2007年から2014年頃までの6桁モデルは、ラインナップを把握するのが困難であるため、値動きしづらい傾向があっても不思議ではありません。
しかし、値動きしない傾向があるわけではなく、一部モデルはきちんと動いているといえます。
例えば、114200の青文字盤は、一見すると5桁時代の14000や14000Mと同じように見えてしまいますが、その価格帯は異なります。
また、114200は現行オイスターパーペチュアルの型番とも共通となっているため、同じリファレンスでも、エアキングなのか、それとも2015年以降のオイスターパーペチュアルなのかという見分けがしづらいという点もあります。
そのように、ある種のハンディがあるといえる状況でも、このエアキング114200青文字盤はきちんと評価されており、2017年と比較して5万円ほど上昇しているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年3月 の安値(楽天) |
2018年11月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
エアキング 青文字盤 114200 |
中古 | 1年 8ヶ月 |
¥366,000 | ¥419,040 | 53,040 | 114.49% |
近頃、5桁世代のエアキングは評価されている傾向があり、2016年頃までは20万円台前半で購入可能だったのが、今では30万円台となっています。
5桁世代が20万円台前半だった頃、114200エアキングは30万円台だったため、5桁より10万円程度高いという価格序列は今と変わりないといえます。
ただ当時よりも文字盤色の価格帯が変わっている傾向があるともいえ、銀文字盤などは、現在でも30万円台前半で購入可能であり、2017年1月と大きく変わっていないといえる様子です。
青文字盤のエアキング114200は、有名インスタグラマーであるRolexDiverさんがアップロードする様子を見ますが、そういった方に支持されているというように、人気要素があるのかもしれません。