2016年にデビューした116500LNは、それまでの黒文字盤人気とは異なり、白文字盤のほうが人気があるという状況となっていますが、それはデビューから3年近くの月日が経過した今でも変わりありません。
また、これまで、ロレックスの新作は、デビューした時期が最も高く、その後は徐々に値下がりとなる傾向がありましたが、この116500LNに関しては、デビューした2016年の水準が最も安かったということになっています。
ですから、この116500LNというモデルは、これまでの常識を打ち破る偉業を2つも成し遂げたわけであり、まさに新世代の「腕時計の王様」にふさわしい影響力のあるモデルだといえます。
116500LNの値動きは、2018年12月の今でもとどまることはなく、白文字盤は7月と比較して中古が8万円以上高くなっている様子です。
また、黒文字盤についても値上がり傾向となっており、注目度は高いといえる状況です。
この116500LN白文字盤の定価は、127.4万円という水準なのですが、これまで最も安かったといえる2016年の新品実勢価格(3社平均)は約195万円という水準でした。
そして2018年12月の今、116500LN白文字盤の中古ボトム価格は、約239万円という水準になっているのです。
ですから、この116500LNは、2年前の新品実勢価格より、現在の中古のほうが40万円以上も高いのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年7月 の安値(楽天) |
2018年12月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ 白文字盤 116500LN |
中古 | 0年 5ヶ月 |
¥2,397,600 | ¥2,484,000 | 86,400 | 103.60% |
2016年時点でも、現在でも、116500LNを定価で手に入れたいと思っている方は多い様子ですが、2016年時点では、定価に対して68万円程度のプレミア価格で、特別な努力をしなくても手に入ったのです。
それが今では、2016年の新品実勢価格(プレミア価格)よりも中古が44万円以上も高いため、2年前に195万円程度で買っても良かったということになります。
116500LNのように、正規店での入手難易度の高いモデルは、特別なコネクションがある人が、自分だけのためでなく、プレゼント用や知人に頼まれて買うということを見かけます。
そして、そのコネクションを頼って頭を下げている人を実際に見かけたこともありますが、そんなことをするよりも、多少高くても、時期を見計らって買うほうが、案外簡単にお得に買うことができたということが、この2年の歴史からいえるのではないでしょうか。