2018年も年末となっていますが、今年も様々なブランドが値上がり傾向となったといえます。
ロレックスは2017年に引き続き値上がり傾向のモデルが目立ちましたし、パテックフィリップはアクアノートなど、2017年に値動きしなかった傾向のモデルが値上がりとなりました。
また、オーデマピゲではロイヤルオークの値上がりが目立ち、オメガでもスピードマスターの限定レアモデルの上昇が目立っています。
しかし、そんな2018年において、全体的に値下がり傾向という印象なのがパネライです。
パネライは、これまでの値動きでは、ロレックスと似た動きとなっていることもあり、例えば、リーマンショック後は大きく値下がりし、アベノミクス以降は目立って値上がりとなっていました。
多くのブランドが値上がり傾向でも、逆に値下がり傾向となるブランドがありますが、パネライはそういったブランドとは異なるといえます。
ですから、2018年におけるパネライの値動きは、これまでのことを考慮するとイレギュラーだといえるのです。
パネライにおいて、今年値下がりが目立ったといえるのは、
という要素を含む傾向があります。
それに該当するのは、PAM00088やPAM00090ですが、2001年から最近まで現行モデルとしてラインナップされ、2015年頃の中古は50万円台という水準でした。
それらパネライは、2016年から2017年にかけて値下がり傾向となった後、上昇傾向に反発したものの、2018年には値下がりが目立っています。
そして、このPAM00024のサブマーシブルもそれらと同様、人気で有名で長寿モデルという存在ですが、2018年の2月に50万円台だったのが、12月現在では40万円台前半となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年2月 の安値(楽天) |
2018年12月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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オフィチーネパネライ
サブマーシブル PAM00024 |
中古 | 0年 10ヶ月 |
¥503,000 | ¥437,400 | -65,600 | 86.96% |
現在、PAM00090は約49万円、PAM00088は約43万円となっており、この24番と同様に40万円台となっています。
2018年において、メジャーなモデルの値下がりが目立つパネライですが、このような傾向となったのは、2016年春頃からだといえます。
最初に値下がり傾向の兆しを見せたといえるのは、PAM00088で、2016年3月時点まで50万円台というボトム価格だったのが、2016年5月頃から40万円台の個体が出始めたのです。
ただ、2016年においては、PAM00090は値下がり傾向となっておらず、90番が値下がりとなったのは2018年になってからだといえます。
また、このサブマーシブルについては、2016年時点で40万円台前半だったのが、2018年の2月には50万円台となっており、値上がり傾向でした。
2018年12月の今、人気、長寿、有名という要素のパネライが値下がりという印象ですが、PAM00024は2018年2月と比較して値下がり、PAM00090は2017年4月と比較して値下がり、PAM00088は2016年3月と比較して値下がり傾向となっています。
これらパネライのここ最近の特徴としては、値下がりしやや反発ということを何度か繰り返しているように感じます。