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現在相場考察

1年間で変化した額は、ロレックスエクスプローラー14270

2018年12月18日更新
ロレックスのエクスプローラー14270について斉藤由貴生が執筆。本記事では2017年11月の安値(楽天)と2018年12月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この1年1ヶ月での変動は¥50,000だった。

エクスプローラー 14270についての考察(2018年12月)

エクスプローラーといえば、ロレックスブームのきっかけとなった存在といえるほど、かつて人気がとても高かったモデルでありますが、最近では5桁スポーツモデルの中で最も安く、値動きもあまりしない傾向となってしまっています。

そのように目立った値動きをしないこともあり、記事でお伝えするのは実に1年ぶりとなります。

1年前の2017年11月において、この14720は40万円台に到達したということをお伝えしましたが、それまでは30万円台後半という水準に位置していました。

90年代後半という時代では、デイトナを除くとSSスポーツモデルの中で価格序列の頂点にいた14270は、当時では考えられない価格序列になってしまったという印象です。

この14270という存在は、2000年前後という時代において、今でいうところの116710BLNRのような存在感がありました。

当時は、34.8万円(税別)という定価に対して新品実勢価格は40万円台後半という水準。またそれよりさらに高いということもあったぐらいです。

しかし、それが今となっては5桁スポーツモデルの中で最も安く、現在14270114270は、40万円台で購入可能な唯一のスポーツモデルという状況です。

とはいえ、この14270は2017年11月と比較して、5万円ほどの値動きとなっており、今となっては40万円台でも「後半」という水準に位置しているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2017年11月
の安値(楽天)
2018年12月
の安値(楽天)
変動額 残価率
ロレックス
エクスプローラー
14270
中古 1年
1ヶ月
¥428,000 ¥478,000 50,000 111.68%

5桁世代のエクスプローラー1には、14270114270がありますが、2017年などは114270のほうが高い傾向があったといえます。それが、現在では14270のほうがやや高くなっており、2017年との比較では14270のほうがやや優秀といえる状況です。

値上がり傾向となった14270ですが、エクスプローラー2と比較すると優秀でないと感じる点もあります。

2017年上半期頃までにおいて、エクスプローラー14270エクスプローラー216570は、同じ水準に位置しており、それらは30万円台後半という水準だったのです。

しかし、2018年の今となっては、エクスプローラー250万円台に達しているのに対し1427040万円台後半にとどまっています。

ですから、この14270は2000年頃と比較しても、2年前の16570との価格序列においても、あまり優秀さを感じません。

かつて、とても高い人気度となっていた14270という存在は、今見てもとても格好良く魅力的に感じます。

また、36mmというサイズと軽さがもたらすつけ心地は良好で、普段遣いの1本としても良い存在だといえます。

値動き的には優秀といえなくても、他のスポーツモデルと比較して相対的に安い14270は、普段遣いのツウな1本として、魅力的だとも感じます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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