アクアノートといえばステンレスという印象がありますが、第一世代から金無垢モデルが存在しています。
第二世代からはローズゴールドとなり、近年ではWGバージョンも登場していますが、第一世代における金無垢モデルはイエローゴールドという存在ただ一つだけでした。
そして、第一世代のYGモデルは、第2世代のRGモデルよりも数が少ない傾向があり、中古で売られている様子を見かけることが少ない存在だといえます。
また、第1世代のYGにはブレスレット版の5065/1Gも用意されているのですが、ブレスレットのYGモデルはさらに数が少ない傾向があり、かなりなレアモデルとなっています。
そういったこともあって、第一世代のYGはレアという印象が強く、最近評価されている様子です。
現在、5065Jは400万円台という水準となっており、第2世代の5167Rより高くなっています。
そして、この5066Jも2017年と比較して、58万円以上も高くなっており、かなり目立った値動きをしている状況であるのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年7月 の安値(楽天) |
2018年12月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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パテックフィリップ
アクアノート 5066J |
中古 | 1年 5ヶ月 |
¥2,632,000 | ¥3,218,400 | 586,400 | 122.28% |
2017年といえば、ノーチラスの値動きが目立っていましたが、それ以外のパテックフィリップに関しては目立って値動きしているモデルは少ない印象でした。
ただ、2018年になるとアクアノートの値動きが目立ったり、カラトラバの自動巻モデルが上昇するなど、値動きするモデルが増えた傾向があります。
そして、この5066Jもそれらパテックフィリップと同様に、2018年に目立って評価されているといえます。
2017年の時点では、260万円台という水準だったこの5066Jは、2018年12月の今、320万円台という水準になっています。
ちなみに、2003年から2017年までの約13年間における値動きは150万円程度だったのですが、1年少しの間で58万円程度もの値動きをしているのです。
13年といえども150万円もの値動きは驚くといえますが、その3分の1程度が1年5ヶ月という期間で上昇していることになります。
YGアクアノートの特徴としては、一度に値動きする単位が大きいため、徐々に動くというよりは気づいたら大きく変動しているという傾向があるように思います。
そのため、今後もこのYGアクアノートの値動きは注目に値するといえるでしょう。
また、YGのブレスレットモデルはここ何年も見かけていないため、それが出た際は、どのような水準となっているのか、かなり興味深いとも思います。