2005年にデビューした116718LNは、セラミックベゼルを初搭載したモデルであり、現在の現行モデルの幕開けとなった存在です。
また、この116718LNには緑文字盤が用意され、5桁時代のGMTマスターシリーズにはなかった要素が新たに展開されています。
そして、この緑文字盤は金無垢モデルのみに用意されており、5桁時代のようにコンビにも設定されるということはなかったのです。
そんな緑文字盤の116718LNは、2012年の段階で158万円という中古相場だったのが、2016年には約253万円にまで上昇。約4年間で実に95万円以上の値上がりとなっているのです。
その後も116718LNはじわじわと値動きしており、2017年12月には約272万円という水準に上昇しています。
そして、それから1年経った2018年12月の今、この腕時計はさらに上昇し、290万円台になっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年12月 の安値(楽天) |
2018年12月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
GMTマスター2 緑文字盤 116718LN |
中古 | 1年 0ヶ月 |
¥2,721,600 | ¥2,945,800 | 224,200 | 108.24% |
この116718LN緑文字盤は、2016年から2017年の約1年間で約18万円の値動きとなっていましたが、2017年から2018年の1年間でも約22万円の上昇となっています。
2016年といえば、多くのロレックスが安くなった年で、2017年は多くのロレックスが高くなったという印象があります。
そのため、2016年から2017年の値動きはそのような影響に伴う値動きかとも思うのですが、2017年から2018年にかけてもこの116718LNは同水準の値動きとなっています。
ですから、この2年間において、116718LNは1年で20万円程度の値動きをする傾向だといえます。
ちなみにこの時計、以前は「青赤」ベゼルの116719BLROと価格帯が異なる印象でしたが、2017年にBLROが値動きしなかった一方で、この緑文字盤が値動きしたことから、両者の価格差は狭まっていました。
その時点の価格差は約27.6万円だったのですが、2018年の今では約30.4万円となっています。
116718LNが値上がりしているにもかかわらず、116719BLROとの価格差が狭まっていないのは、BLROが2018年に値上がりしたからだといえます。
今年2018年といえば、SSの「赤青」126710BLROがデビューし、116719BLROも青文字盤へと変更されています。
そのため、なにかと「赤青」に対する注目度が高くなり、116719BLROは2017年よりも値動きしたのでしょう。
ただ、そういった「青赤」への注目度が高い2018年においても、2017年と同水準の値動きをしているこの緑文字盤は優秀といえるとも感じます。