2011年にデイトナ初のセラミックベゼルモデルとしてデビューした116515LN。
当初は、デザインが他のデイトナと異なっていたため、「異色なデイトナ」という印象で、チョコレート文字盤という存在がある点がさらにそれを助長していたとも感じます。
しかし、116500LNが存在する今となっては、セラミックベゼルはごく当たり前のデザインという印象で、以前ほどこの116515LNに対する異色な印象は無いかもしれません。
近頃、5桁時代の革ベルトデイトナが目立った値動きをしていますが、それら革ベルトモデルは、他のデイトナとは異なる要素が多々あるため、現行時代においては「異色」という印象がありました。
そういった意味では、この116515LNのキャラクターは、5桁時代の革ベルトモデルに似ているといえます。
また、116500LN登場の1年後に生産終了となっているというところも良いポイントとなります。なぜなら、116500LNと現行時期が大きくかぶっていないということは、異色感を薄めないということにも作用するからです。
そのようなこともあってか、この116515LNは近頃値上がり気味だといえる状況で、2018年5月から8ヶ月の間で10万円以上の値動きとなっています。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年5月 の安値(楽天) |
2019年1月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ チョコレート文字盤 116515LN |
中古 | 0年 8ヶ月 |
¥2,727,000 | ¥2,850,000 | 123,000 | 104.51% |
この時計は、2015年において約267万円という中古相場だったのですが、2016年8月に207万円まで値下がりしてしまったことがあります。
2016年8月といえば、多くのロレックスが値下がりとなった時期ですが、その頃このチョコレート文字盤は、2015年8月と比較して60万円以上の値下がりとなっていたのです。
そんな116515LNのチョコレート文字盤が回復気味となったのは、2018年1月のことで、その際、約258万円という水準になっています。
そして、2019年1月の今となっては、285万円という水準に達しているため、1年間で27万円ほどの値上がりとなったことなります。
2016年8月に値下がりとなったデイトナは、その後値上がり傾向となっても2015年8月水準にはなかなか回復しませんでした。
それが、2018年5月には270万円台という水準になったことにより、3年近くの時を経て、2015年の水準を上回ったのです。
そして、それから8ヶ月経った今となっては、その水準からさらに10万円以上の値上がりとなり、この116515LNチョコレート文字盤は、優秀な値動きとなっているのです。