2013年にデビューした116710BLNRは、デビュー当初から注目度が高い存在で、実勢価格は定価を上回る状態となっていました。
そんな116710BLNRという存在は、常に「割高」という印象で、いつの時代も買いづらい存在といえるかもしれません。
また、ロレックスの新品実勢価格は、2000年代前半において30万円台という水準だったのが、6桁世代となってからは、50万円台となるなど、それ以前と比較して高くなった経緯があります。2010年代前半の感覚としては、50万円台という水準でも「昔より高くなった」という印象があったと思いますが、そのような時期において、116710BLNRは100万円近くしたのです。
いくら人気があるとはいえ、ステンレスのロレックス、それも現行品がそのような価格帯となるのは、プレミア価格だった時代のミルガウス以来のこと。ちなみに、ミルガウスはデビュー翌年にリーマンショックが起こったことにより、180万円台だった新品実勢価格が60万円台にまで急激に下落しています。
ミルガウスは極端な例といえるかもしれません。しかし、他のロレックスに関しても、デビュー当初にプレミア価格となるようなモデルは、極端に値下がりせずとも、デビューから時間が経つに連れて緩やかに値下がりしていくことが多かったのです。
それがこの116710BLNRという存在に関しては、デビューからそろそろ6年の月日が経とうとしている現在でも、相変わらず値上がり傾向となっており、その中古ボトム価格の水準は、なんと130万円台に達しているのです。
2017年においては、中古が100万円以上になったということでも驚くに値する出来事でしたが、今においては130万円台という水準であるのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年11月 の安値(楽天) |
2019年1月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
GMTマスター2 116710BLNR |
中古 | 0年 2ヶ月 |
¥1,291,680 | ¥1,323,756 | 32,076 | 102.48% |
この116710BLNRは、2016年に一旦値下がり傾向となり、中古が80万円台で購入可能となりました。
けれども、2017年からは相場が回復傾向となり、2018年には120万円台後半という水準まで目立って値動きしたのです。
2018年において、この116710BLNRは、3度目立った値動きとなっており、3月には110万円台、6月には110万円台後半、11月には120万円台後半となっています。
そして、2019年1月の今、この116710BLNRは130万円台という新たな水準に達し、これまで同様、さらなる値上がり傾向となっているのです。