IWCの腕時計といえば、男性から人気が高いだけでなく、女性目線でも高感度が高い印象があるように感じます。
そのようなイメージの筆頭といえるのが、このポルトギーゼという存在だといえますが、時計ファン目線でも、時計に詳しくない人目線でも人気の高い稀有な存在だと思います。
しかし、このポルトギーゼという存在は、これだけ人気が高いように感じても、他のIWC同様、あまり値動きをしない傾向があったのです。
IWCは、日本のみならず、世界的にも人気の高い腕時計ブランドだと思いますが、多くのモデルにおいて値動きしない傾向が見られます。
多くのブランドでは、値上がり傾向、もしくは値下がり傾向となるといったように、どちらかの現象が見られるのですが、IWCは、リーマンショックという出来事がおこっても値下がりしない傾向がある反面、アベノミクスでも値上がりしないのです。
ただ、そんなIWCの時計に今、若干の異変が起きていると感じる出来事があります。
それは、一部モデルが値上がり傾向となっている点なのですが、例えばこのポルトギーゼのように、40万円台から50万円台に値上がりしたということが見受けられるのです。
値動きした額は、2.4万円という水準であるため、他のブランドと比べると地味だといえます。けれども、IWCにとっては、40万円台から50万円台になったというのは、大きな出来事だと思うのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年5月 の安値(楽天) |
2019年1月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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IWC
ポルトギーゼ IW371401 |
中古 | 1年 8ヶ月 |
¥478,000 | ¥502,000 | 24,000 | 105.02% |
近頃、IWCにおいて、ポルトギーゼに限らず値上がり傾向なモデルが複数見られるようになりました。
さらに、それらの中には、2ヶ月前にお伝えしたアクアタイマーGSTのように10万円単位の値動きとなっているモデルもあり、これまでのIWCの様子を考慮すると、驚くべき変動となっているのです。
IWCが値動きしづらい要因として、ラインナップされるモデルが多く、なおかつモデルチェンジも早いため、人気が分散してしまう傾向があると感じます。
そのため、これまではポルトギーゼという人気モデルでも値動きしづらい傾向があったのですが、このIW371401のように値上がり傾向となるモデルが出てきたのは、興味深い現象だと思います。
値動きする傾向が今後も続くかは分かりませんが、もしも今後も値動きする傾向となったならば、現在の様子は「転換点を見ることができた」ということになるでしょう。