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現在相場考察

ボーイズコンビという選択、ロレックスヨットマスター168623

2016年4月22日更新
ロレックスのヨットマスター168623について斉藤由貴生が執筆。本記事では2012年12月の安値(ヤフオク)と2016年4月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この3年4ヶ月での変動は18万2000円の値上がりだった。

ヨットマスター コンビ ボーイズ 白文字盤 168623についての考察(2016年4月)

ヨットマスターというと、初めに思い浮かぶのはロレジウムでしょう。このヨットマスターというシリーズ、最初に登場したのは92年のこと。当初は金無垢モデルのみのラインナップで、「最高級」スポーツモデルという位置づけ。で、そのヨットマスターシリーズ内における“カジュアル”系としてデビューしたのがロレジウムだったのです。そのロレジウムはベゼルのみプラチナ、あとはステンレスというヨットマスターのイメージを壊さない感じのステンレスモデルで、メンズサイズ、ボーイズサイズ、レディースと3サイズありました。一方コンビのヨットマスターが欲しい場合、当時ボーイズサイズしかなかったのです。

ロレックス ヨットマスター 168623¥1,144,000〜¥1,466,850(2025年4月4日現在)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2012年12月
の安値(ヤフオク)
2016年4月
の安値(楽天)
変動額 残価率
ロレックス
ヨットマスター
コンビ ボーイズ
白文字盤
168623
中古 3年
4ヶ月
¥448,000 ¥630,000 182,000 140.63%

メンズサイズのヨットマスターのコンビモデルが追加されたのは2004年のこと。

それまで100万円以下のヨットマスターというと、ロレジウムかボーイズコンビの2択だったのです。

で、このボーイズコンビ、現在メンズサイズのロレジウム(16622)とほぼ同じ相場。というか、ロレジウムとボーイズコンビはずっと同じ相場になる傾向があるようです。

デビューしたのが遅いためかコンビのメンズサイズはより高値の傾向。

ボーイズコンビのヨットマスター、メンズサイズのロレジウムと同じ価格ながら、あまり存在感のない模様。

実際、時計屋さんでも実物を見る機会は少ないと思います。

で、これ、34mmとスポーツモデルにしてはかなり小ぶり。

ボーイズですから小さいのは当然なのですが、このサイズの時計って装着感が良いのがいいのですよ。

しかも、ロレジウムの配色より、コンビのほうがボーイズによく合うと思うのです。

つけ心地の良いスポーツモデル、しかも所有満足感高めのコンビは、使用頻度高めの1本使用でもとっても便利。

以前友人がこの時計を毎日ずーっとつけていて、DIYのような作業をするときも、泊まりに行った時もずっと装着しっぱなしだったのです。

で、それを見て、そういう使い方もアリだな、と思った私。

ボーイズサイズならよりいっそう、そういう使い方がしやすそうだなと思うのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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