マニュファクチュール、手巻き、プラチナ。
こういった内容の腕時計といえば、ずいぶん高いという印象があります。
しかし、このゼニスのエリートHWというモデルは、2019年現在でも50万円台前半という水準で購入可能。
2017年6月にもこの腕時計をお伝えしましたが、そのときと1.8万円しか変わらない価格で2019年2月現在においても購入することができるのです。
ゼニスのエリートといえば、自動巻という印象がありますが、この「HW」は手巻き仕様となっているのです。ちなみに、「HW」はクロノグラフムーブメントのエルプリメロにも存在するところが、マニュファクチュールらしい良さだといえます。
しかし、そういった意外性とレア感のある「HW」は、プラチナモデルでも50万円台前半で手に入るのです。
多くの腕時計が過去と比べて値上がりしている現在において、このような内容で50万円台前半というのはびっくりだといえますが、2017年6月時点と比較しても大きく変わっていないのがさらなる驚きだといえるでしょう。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年6月 の安値(楽天) |
2019年2月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ゼニス
エリートHW 39.0240.655 |
中古 | 1年 8ヶ月 |
¥520,000 | ¥538,000 | 18,000 | 103.46% |
2017年6月において、
という内容のこのモデルが50万円台前半という様子は驚きでした。
ちなみに、その頃、デイトナ16520は値上がり傾向でしたが、200万円台には達しておらず、ノーチラス5711/1A青文字盤も400万円台には達していなかったのです。
今となっては、どちらも2017年と比較してずいぶん高くなりましたが、このエリートHWは、2017年から1万8000円の変化というように、ほぼ変わっていません。
現在、50万円台前半という水準ではどのようなロレックスを狙うことができるかというと、エクスプローラー2の16570となるわけですが、16750は2017年6月において30万円台後半という水準でした。
ですから、このエリートHWは、2017年6月時点と比べて、大きく値動きしていないものの、他の腕時計と比較すると、相場序列が変わっており、さらにお得感の強い存在となっているかと思います。
多くの腕時計が高くなったから「買えない」と感じている方にとっては、内容としても過去価格との比較においても、良い選択肢といえるのではないでしょうか。
このプラチナエリートHWように、相対的に安く、過去と比較しても大きく値動きしていないという存在は、探せば意外とあるのが面白いといえます。