ヨットマスター2というシリーズ、デビューしたのは2007年で現行GMTマスターと同じ年。92年に出た“ヨットマスター”と同じく最初は金無垢モデルのみのラインナップ。そして、2013年にデビューしたステンレスモデルがこれです。約170万円の定価に対して現在の相場は約150万円程。この価格でステンレスモデルといえば三雲ブランドのスポーツシリーズが思い浮かびます。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2014年10月 の安値(ヤフオク) |
2016年4月 の安値(ヤフオク) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
ヨットマスター2 ステンレススチール 116680 |
中古 | 1年 6ヶ月 |
¥1,537,038 | ¥1,509,840 | -27,198 | 98.23% |
「ヨットマスター」というシリーズは、ロレックスのラインナップにおいて最高級シリーズ。
ドレス系の高級デイデイトに対し、スポーツ系の高級がヨットマスターです。
ですから、ステンレスモデルが150万円という相場は、ヨットマスターにとっては不思議な事ではありません。
かなり昔の話ですが、かつてヨットマスターロレジウム(16622)の新品実売価格、中古価格はパテックフィリップアクアノート(5065/1A)と同程度でした。
このヨットマスター2、約150万円という相場、今後どのようになるかわかりません。
というのもコレがデビューしたのは2013年のバーゼル。
つまり、一般市場に流通するようになったのは最近のことなのです。
例えば、2012年冬と2013年冬で、サブマリーナノンデイトの相場は10万円以上変化しています。
2012年冬に30万円を切る相場だったのが、2013年冬では40万円近い相場になったサブマリーナノンデイト。
一方ステンレスのヨットマスター2はサブマリーナノンデイトが10万円以上の値上がりを果たした時期に、やっと“新品”として登場したのです。
で、この時計2014年と比べるとほぼ同価格ながらも、約2万円の値下がり。
150万円という価格において、2万円という差は比率にすると誤差の範囲ということもできるでしょう。
だからこそ難しいのが今後の相場予測。
通常、ロレックスの新作は出た当初が一番高く、徐々に値下がりをしていくのです。
しかしながら、ヨットマスター2はあまり値下がりをしていない。
また、このような高価格時計であるため、流通本数も少ないと思うのです。
さらに、ロレックスにしてはかなり珍しい“プチコン的”機能が搭載。
これがステンレススポロレという認識だと高いですが、アクアノートと比べると安いという印象。
この時計、今後どういう相場になるか興味津々です。