16520といえばプレミア価格の代名詞。ロレックスブームの1999年頃より定価65万円に対して中古ですらそれより高値という状況は変わりありません。そんな16520、100万円を超える相場は当たり前だったのですが、リーマンショックを期に価格が下落。最も安い時では70万円台前半というバーゲンプライス(とはいっても定価より高いのですが)になりました。そんな16520、当然値上がりしているのですが、その他の時計と比べると値上がり率はよくありません。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2013年8月 の最安値(ヤフオク) |
2015年8月 の最安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイトナ 16520 (黒文字盤、U番) |
中古 | 2年 0ヶ月 |
¥917,016 | ¥1,198,800 | 281,784 | 130.73% |
ということで、ここからも値上がりが期待できるのではないかと思っています。
特に16520、
・他社製ムーブメント(エルプリ)搭載の最後のデイトナ
・デザイン的に116520より優秀
などの理由により常に116520より高値です。
例えば最もデイトナの相場が安い2010年頃、16520の黒文字盤は約85万円なのに対し116520の黒文字盤は798,000円ぐらいで見かけていました。
デイトナに関して、現在もっとも注意が必要です。
というのも116520が出たのは2001年のことですが、基本的には16520のマイナーチェンジといっても良い内容。
つまり5桁リファレンスを踏襲しているといえます。
ロレックスは2007年より各モデルのモデルチェンジを順次行っています。
ということで、そろそろデイトナのフルモデルチェンジが行われる匂いがぷんぷんとします。
新製デイトナ(多分216520)が登場したら、116520は生産終了となり高値に転じることは、
GMTマスター、エクスプローラ2の事例を見ても明らかです。
さらに現行デイトナはデザイン的に収まりの良い40mmですが、新型は巨大化することが予測されます(42mm以上)
すると、2010年にモデルチェンジを受けたエクスプローラ1(214270)のようにダサくなる可能性が十分にあり、GMTマスター並の価格上昇が現行116520に起こる可能性があるのです。
116520の相場が上がれば16520はそれよりも高値になるでしょう。
ということで、2年前より約30万円も値上がりしてしまったデイトナ16520、
30万円も高く買うのはなんだか癪な気がしますが、
実はもっと高くなる可能性がある。
つまり、買い時といえるかもしれないのです。