近頃、ロレックスといえば、現行6桁世代が目立った値動きをするように思います。
また、5桁リファレンスでも目立った値動きするモデルがありますが、そういった傾向があるのは緑サブやGMTマスターなど、近年人気があるモデルという印象があります。
そういったこともあってか、この金無垢サブマリーナのように“すごく有名”というわけではない5桁リファレンスの値動きは、そこまで目立っていないようにも感じてしまうのですが、5桁リファレンスは決して値動きしていないわけではありません。
このサブマリーナ16618は、2018年1月と比較して、約1年という期間で10万円ほどの値上がりとなっており、なかなか優秀な動きをしていると感じます。
しかし、同じYGでも6桁となるとさらに凄い値動きとなっているため、ロレックスの中というくくりにおいては、それほど優秀というわけではなくなってしまいます。
実際、6桁の116618LBは、2016年11月と2018年11月を比較すると、約2年で40万円以上の値上がりとなっています。
この16618青文字盤は、1年で10万円という値上がりですから、6桁と比べると半分程度の値動きしかしていないことになるのです。
ただ、そうはいっても、この16618のように高価格帯かつ、そこまで注目度の高くないと思われるモデルが、1年で10万円の値上がりをしたというのは、やはり「優秀」という感想になります。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年1月 の安値(楽天) |
2019年2月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
サブマリーナ 青文字盤 16618 |
中古 | 1年 1ヶ月 |
¥2,265,840 | ¥2,376,000 | 110,160 | 104.86% |
この16618は、「金無垢の青サブ」であり、かつてから高級モデルとして有名な「青サブ」のさらに高級なバージョンです。
金無垢のスポーツモデルですから、現在の200万円台というような水準は自然に見えます。
けれども、多くのロレックスが安かった2012年という時期において、この時計は90万円という水準だったのです。
90万円という価格は、今の感覚からすると「驚くほど安い」という感覚になりますが、当時この時計に対して「激安」と感じている人はそこまで多くなかったことでしょう。
そして、アベノミクス以降、この16618は2012年の2倍という水準に達し、2016年8月という時期には約194万円となっていたのです。
2012年の水準と比較して、2016年には100万円以上値上がりしていたわけですから、「それよりも上がることはない」と思うかもしれません。
しかし、その後もこの16618はしっかりと値動きし、2018年1月には約226万円、2019年2月現在では約237万円となっているのです。