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現在相場考察

5桁YG青サブ2019年の様子、サブマリーナ16618

2019年2月15日更新
ロレックスのサブマリーナー16618について斉藤由貴生が執筆。本記事では2018年1月の安値(楽天)と2019年2月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この1年1ヶ月での変動は¥110,160だった。

サブマリーナ 青文字盤 16618についての考察(2019年2月)

近頃、ロレックスといえば、現行6桁世代が目立った値動きをするように思います。

また、5桁リファレンスでも目立った値動きするモデルがありますが、そういった傾向があるのは緑サブやGMTマスターなど、近年人気があるモデルという印象があります。

そういったこともあってか、この金無垢サブマリーナのように“すごく有名”というわけではない5桁リファレンスの値動きは、そこまで目立っていないようにも感じてしまうのですが、5桁リファレンスは決して値動きしていないわけではありません。

このサブマリーナ16618は、2018年1月と比較して、約1年という期間で10万円ほどの値上がりとなっており、なかなか優秀な動きをしていると感じます。

しかし、同じYGでも6桁となるとさらに凄い値動きとなっているため、ロレックスの中というくくりにおいては、それほど優秀というわけではなくなってしまいます。

実際、6桁の116618LBは、2016年11月と2018年11月を比較すると、約2年で40万円以上の値上がりとなっています。

この16618青文字盤は、1年で10万円という値上がりですから、6桁と比べると半分程度の値動きしかしていないことになるのです。

ただ、そうはいっても、この16618のように高価格帯かつ、そこまで注目度の高くないと思われるモデルが、1年で10万円の値上がりをしたというのは、やはり「優秀」という感想になります。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2018年1月
の安値(楽天)
2019年2月
の安値(楽天)
変動額 残価率
ロレックス
サブマリーナ
青文字盤
16618
中古 1年
1ヶ月
¥2,265,840 ¥2,376,000 110,160 104.86%

この16618は、「金無垢の青サブ」であり、かつてから高級モデルとして有名な「青サブ」のさらに高級なバージョンです。

金無垢のスポーツモデルですから、現在の200万円台というような水準は自然に見えます。

けれども、多くのロレックスが安かった2012年という時期において、この時計は90万円という水準だったのです。

90万円という価格は、今の感覚からすると「驚くほど安い」という感覚になりますが、当時この時計に対して「激安」と感じている人はそこまで多くなかったことでしょう。

そして、アベノミクス以降、この16618は2012年の2倍という水準に達し、2016年8月という時期には約194万円となっていたのです。

2012年の水準と比較して、2016年には100万円以上値上がりしていたわけですから、「それよりも上がることはない」と思うかもしれません。

しかし、その後もこの16618はしっかりと値動きし、2018年1月には約226万円、2019年2月現在では約237万円となっているのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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