ブルガリは、宝飾ブランドということもあってか“豪華なモデル”を多数用意する傾向があるといえ、例えば、エントリーグレードのモデルにもYG版を用意しています。
通常エントリーグレードのモデルは、ステンレスのみという場合が多く、それは同じ宝飾系のカルティエでも同様です。
実際、ブルガリアルミニウムに対抗して2000年に登場したスカフシリーズにYGモデルは存在しません。
しかし、ブルガリの場合、アルミニウムにもYG版のAL38Gが用意されていますし、ソロテンポにまでYG版が存在するのです。
そして、ブルガリブルガリとなるとさらに豪華なモデルが存在。ブルガリブルガリはエントリーグレードではありませんから、YGやコンビモデルは当たり前のようにラインナップされています。
ですから、豪華なモデルとなると、さらに特殊さが増すわけですが、そういったイメージに合致するのがこのBB33GLSKという存在です。
このブルガリブルガリは、両面スケルトン仕様。
機械は、裏面からだけでなく、文字盤側からも見られる仕様となっており、それ相応の仕上げが施されています。
そのため、一見すると、かなり高そうに見えるこの時計。
しかし、その中古相場は意外と高くなく、2019年現在でも40万円台で購入可能です。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年8月 の安値(楽天) |
2019年2月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ブルガリ
ブルガリブルガリ BB33GLSK |
中古 | 1年 6ヶ月 |
¥388,800 | ¥432,000 | 43,200 | 111.11% |
このBB33GLSK、2016年においては50万円台という水準だったのですが、2017年に値下がりして以降、2016年の水準まで未だ回復していません。
現在の40万円台という水準は、2017年と比較すると若干値上がり傾向なのですが2016年の水準にまでは及ばないのです。
ちなみに、この時代のブルガリブルガリには、このBB33GLSKの他にもう1つの豪華なモデルが用意されており、プラチナのBB33PLがそれに該当します。
BB33PLは、現在40万円台前半という水準ですから、このBB33GLSKとほぼ同じ価格帯に位置しますが、2016年の段階では30万円台後半という水準でした。
時代によっては、BB33PLのほうが高いときもあれば、BB33GLSKのほうが高いこともありましたが、現在ではどちらも同じ価格帯に位置することになります。
この世代のブルガリブルガリはジェラルドジェンタのオリジナルデザインに近く、現行世代においても人気が高かった傾向がありますが、現在では安価な価格帯です。
そのためか、このBB33GLSKのようにかなり豪華な見た目となっているモデルでも、見た目の印象からすると驚くほど安い価格帯となっています。