2019年も3月になりましたが、現在までの約2ヶ月間において「2019年で最も目立った値動き」となっているモデルといえば、この116710BLNRだといえます。
このGMTマスター2は、2013年のデビュー以降、長らく人気モデルの代表格というポジションとなっていますが、その実勢価格はいつの時代でも「割高」と感じる水準です。
ただ、「割高」といっても、2017年までの相場は100万円以下というのが当たり前。また、現行モデルということもあり、数ヶ月単位で値動きするというような頻繁さもなかったといえます。
しかし2019年において、この116710BLNRは、ずいぶん派手な値動きを繰り返しており、1月には2回記事で取り上げたほど、頻繁に値動きする傾向があるのです。
1月に取り上げた際は、「130万円台に到達」という様子だった116710ですが、1月後半には130万円台後半に変化。そして、2月には140万円台となったのです。
そして、今回、この116710BLNRはまた値動きしているわけですが、どのような水準になったのかというと、ついに150万円台に達した様子。
1月に130万円台になったと思ったら、3月現在では150万円台中盤。2019年において、この116710BLNRは1ヶ月という短期間で10万円以上の値動きをする状態となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年2月 の安値(楽天) |
2019年3月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
GMTマスター2 116710BLNR |
中古 | 1年 1ヶ月 |
¥1,420,000 | ¥1,557,360 | 137,360 | 109.67% |
116710BLNRという存在は、人気モデルの象徴的存在だといえ、GMTマスターシリーズはこれに限らず高い人気度となっている様子です。
ただ、2018年3月のバーゼルでは、11年ぶりに青赤ベゼルがステンレスに復活したため、「現行一番人気」という存在は青赤に譲ったといえます。
このように、別の人気要素を持つ新作が出た場合、BLNRは値下がり傾向となっても不思議ではないのですが、この時計の場合は、逆に青赤ベゼルが出たあとに目立って値動きしていると感じます。
ちなみに1年前、この116710BLNRはどのような様子だったかというと「110万円台になった」という状態。
2017年10月に約109万円だったのが、2018年3月に約112万円となったのですが、その値動きは“5ヶ月という期間で3万円”だったのです。
それが、2019年現在では1ヶ月も経たないうちに10万円以上の値動きとなっており、1年前とはずいぶん違った様子となっています。
なお、2018年3月の約112万円と現在の約155万円という水準を比較すると、その差は43万円。実に、1年で40万円以上もこの116710BLNRは値上がりしたのです。