現在、ロレックスにおける人気な要素といえば「カラーベゼル」だといえ、その要素を持つGMTのマスター2の116710BLNRとサブマリーナの116610LVは、ずいぶんな人気があるといえます。
しかし、同じくカラーベゼルを採用するモデルでも「青サブ」はそれらと比べると、相対的に安く、人気要素を持ちながらもお得感のある存在となっています。
ただ、同じ青サブでも、ダイヤ文字盤の116613GLBの相場は高く、116610LBより50万円以上高い水準となっています。ちなみに、5桁の場合、16613青文字盤とダイヤ文字盤との価格差は、現在14万円程度であるため、いかに6桁世代のダイヤ文字盤が評価されているかが分かります。
その理由は116613GLBがすでに生産終了となっているためで、2017年から他のモデルと比較してずいぶん高いという水準になっています。
ダイヤ文字盤のサブマリーナという存在は、5桁時代から長らく存在したため、あまりレア感を感じないかもしれません。しかし、この116613GLBの生産期間も約5年と短いため、かなりレア感の強いモデルなのです。
また、青サブといえば、2014年頃に文字盤が変更され、それまでの非サンレイから、5桁時代と同様、サンレイタイプの文字盤となりました。
変更後は、しばらくサンレイの後期文字盤のほうが高かったのですが、2018年からはもともと人気がなかった前期文字盤のほうが高いという様子となっています。
116613GLBが生産終了になった時期に、青サブの文字盤が変更されたため、ダイヤ文字盤には前期文字盤しか存在しないと思われますが、前期文字盤人気が以前よりも高い今、なおさらダイヤ文字盤は評価されていても不思議ではありません。
では、2019年3月現在はどのような水準となっているのかというと、約188万円となっており、2017年12月から約1年3ヶ月という期間で17万円程度の値上がりとなっている様子です。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年12月 の安値(楽天) |
2019年3月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
サブマリーナ 116613GLB |
中古 | 1年 3ヶ月 |
¥1,706,400 | ¥1,884,750 | 178,350 | 110.45% |
カラーベゼル人気が高い現在、青サブは「カラーベゼル」ということを忘れられているのでは、というぐらいの注目度だと感じますが、このダイヤ文字盤に対しても「カラーベゼル」ということを意識する人は少ないかもしれません。
しかし、この116613GLBという存在は、「カラーベゼルでダイヤ文字盤」というレアな組み合わせとなっており、6桁世代では唯一だといえます。
6桁世代で唯一ということは、セラミックのカラーベゼルでも唯一ということになり、コレクター的にはたまらない要素を持つ存在といえるかもしれません。
コレクター目線で、カラーベゼルのロレックスを集めたいと思った場合、
というこの116613GLBは、無視できない存在と感じるかもしれません。