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現在相場考察

金+ラバーには黒ベゼルが必須、ウブロ『ビッグバン』

2016年4月24日更新
ウブロのについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2010年6月の安値(楽天)と2016年4月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この5年10ヶ月での変動は¥300,000だった。

ビッグバン 301.SX.130.RXについての考察(2016年4月)

ウブロ、近年とっても流行っていますね! 流行っているということについて、今後どうなるかがきになる人も多いでしょう。パネライのように人気が継続するのか、それともフランクミュラーのように安値傾向になるのか。。

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2010年6月
の安値(楽天)
2016年4月
の安値(楽天)
変動額 残価率
ウブロ
ビッグバン
301.SX.130.RX
中古 5年
10ヶ月
¥598,000 ¥898,000 300,000 150.17%

実際、私はウブロ、そんなに詳しくないのですが、2007年ぐらいから「ウブロが欲しい」という声を耳にするようになりました。

現在のウブロの状況を見る限り、かつてのブルガリのポジションを完全に奪い、さらにかつてのブルガリよりも高価格帯にシフトしているように思います。

このビッグバン、2010年の相場が約60万円なのに対し、現在は約90万円

売買実績を見ると、即処分したい、というような場合でも80万円に近い価格で売れそうです。

はやり、人気がある時計は強い

それに尽きると思います。

ウブロと聞いて真っ先に思い浮かぶモデルは、このビッグバンのゴールドモデル。

「ラバー+金」という組み合わせは、

  • パテックフィリップアクアノート5065/1J
  • ブルガリディアゴノ
  • オーデマピゲ ロイヤルオーク オフショア
  • ぐらいしか思い浮かびません。

    調べてみると、この「ラバー+金」という組み合わせを最初にやったのがウブロとのこと。

    1980年代に「ラバー+金」の時計を発表していたので、上記「ラバー+金」で最も古いアクアノート(90年代後半)よりも10年ちょっと先行しています。

    しかし、ウブロが流行ったのは現CEOビバー氏がテコ入れしてから。

    テコ入れする前のウブロは当然ながら今のような状態ではありません。

    なぜ、「ラバー+金」を最初に実行したウブロ昔のモデルはダメだったのか。

    「ラバー+金」のデザインにかけている要素があったからだと思います。

    それは、“ベゼルに黒を配置する”ということ。

    これを一番最初にやったのがブルガリディアゴノAL38G)です。

    その後、“ベゼルに黒”ロイヤルオークオフショアやこのウブロビッグバンが採用して大成功しています。

    ちなみに、ロイヤルオークの場合、オフショアでない革ベルトの金モデルにも“黒ベゼル”を採用。

    ということで、「ラバー+金」の時計には“黒ベゼル”の採用が必須なのです!

    しかし、ウブロロイヤルオークも、「ラバー+金」仕様のモデルはすごく高い!

    ロイヤルオークに至ってはこんな価格。

    ビッグバンロイヤルオークって、なんか師弟関係みたいです。

    金無垢モデルだとベゼルが黒、ステンレスモデルだとベゼルが黒とは限らないという点が似ています。

    よって、ウブロロイヤルオークのカジュアル仕様として、今後も市場で受け入れられていくかもしれません。

    この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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