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現在相場考察

ロードスター以来のメンズ専用モデル、『カリブル ドゥ カルティエ』

2016年4月27日更新
カルティエのについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2012年9月の安値(ヤフオク)と2016年4月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この3年7ヶ月での変動は¥50,040だった。

カリブル ドゥ カルティエ W7100037についての考察(2016年4月)

メンズ専用として2010年に発表されたこのシリーズ。カルティエ“メンズ専用”といえば2002年に発表されたロードスターを思い出します。ロードスターはその後、当初のコンセプトを覆しSM=女性用も販売。結局、デビューしてから10年もたたないうちにモデル廃止されました。

カルティエ¥68,339〜¥55,010,000(2024年11月21日現在)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2012年9月
の安値(ヤフオク)
2016年4月
の安値(楽天)
変動額 残価率
カルティエ
カリブル ドゥ カルティエ
W7100037
中古 3年
7ヶ月
¥369,000 ¥419,040 50,040 113.56%

さて、この時計、ロードスターの“失敗”をきちんと克服することができたのでしょうか。

サイズは42mmとパネライ並みの大サイズ。

近年のデカアツ傾向では当たり前かもしれませんが、42mmというサイズに振ったのは「メンズ専用」を意識させる上では良かったと思います。

近年、カルティエの時計が人気なく、販売本数が少なくなってきていると言われるカルティエ

しかしながら、このカリブルドゥカルティエに関しては値上がり傾向です。

2012年9月と比べて約5万円の値上がり。

ただ、2004年に登場したサントス10010万円近い値上がりをしているため、そこまでの人気はない模様。

自社ムーブメント裏スケルトンということまで頑張ったのに、6年以上前に発表されたシンプルなサントス100の方が高値とは悲しいですね。

ラバーベルト装着のダイバーズやコンビのブレスレットモデルも存在するなどラインナップは多め。

スポーツ系のメンズモデルにスモールセコンド、という組み合わせはあまりないので、良いかなと思う反面、スモセコ内に目盛りをつけるならアクアノートのようなストップウォッチ機能搭載のほうが自然だと思います。

なお、「カリブル ドゥ カルティエ」という名前も紛らわしいです。“カルティエカリブル ドゥ カルティエ”と表現することになり、検索しづらいのは良ろしくありません。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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