サブマリーナのダイヤ文字盤という存在は、2014年頃まで存在していましたが、今では既に廃盤となっており、希少性を感じる要素だともいえます。
そのためか、特に6桁モデルについてはダイヤ文字盤が高い評価となっており、ダイヤ文字盤モデルはいずれも通常文字盤より「ずいぶん高い」という価格帯に位置しています。
例えば、コンビの場合、ダイヤ文字盤の116613GLBが現在約188万円である一方、通常文字盤の116613LB(前期文字盤)だと約137万円。実にダイヤ文字盤は約51万円も高い価格帯となっているのです。
では、WGの116619はどうかというと、116619LBが約306万円であるのに対し、116619GLBは378万円。
実にダイヤ文字盤のほうが72万円程度高いのです。
そして、この116619GLBは、2017年12月からもしっかり値動きしており、1年3ヶ月という期間で約14万円の上昇となっています。
他のロレックスと比較するとびっくりするほど高くはなっていないものの、きちんと値上がりしているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年12月 の安値(楽天) |
2019年3月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
サブマリーナ 116619GLB |
中古 | 1年 3ヶ月 |
¥3,635,280 | ¥3,780,000 | 144,720 | 103.98% |
この116619という存在は、2008年に初の6桁サブマリーナとしてデビューしたのですが、このモデル登場までサブマリーナにWGモデルはありませんでした。
当時は、今と異なり、WG人気が高かったため、「サブマリーナにWG」という意外性とWG自体の人気度が相まって、超高級なサブマリーナという印象を今より強く感じたのです。
通常文字盤でもそのように感じるWGのサブマリーナですが、この116619GLBはさらに「ダイヤ文字盤」という豪華要素を備えています。
そのため、バカみたいに高級という印象であったため、「新品実勢価格より値上がりするわけはない」とは思ったですが、実は過去の新品実勢価格より、2017年の中古相場のほうが130万円以上も高くなっているのです。
2012年11月におけるこの116619GLBの新品実勢価格(3社平均値)は228万円という水準ですが、2017年12月の中古ボトム価格は約363万円という水準だったのです。
116619GLBは、5年で約135万円も上昇していたことになります。
ですから、2017年12月時点でも過去の新品実勢価格と比べて十分に値上がり状態だったわけであるため、そこからさらに2019年にかけて10万円以上も上昇したのは優秀とも感じるわけです。