緑サブといえば、現在において人気ロレックスの象徴的な存在となっていますが、現行6桁世代のほうが基本的には高いという傾向があります。
先代かつ緑サブの初代である16610LVは、ファット4などレア仕様が評価される傾向がある一方で、通常モデルに関しては6桁より安い傾向となっています。
2017年に一度、116610LVより高いという状況になったものの、それ以外の時期においては基本的に116610LVよりやや安いという価格帯となっており、近頃は116610LVに遅れて値動きするという傾向があります。
そんな16610LVは、2017年5月時点で約96万円という水準だったのですが、2018年6月には約115万円に変化。10月には約121万円となり、2019年2月時点では約129万円となっています。
このように過去2年ほどの値動きを遡ってみると、なかなかすごい値動きとなっていると感じますが、特に2018年以降は116610LVの値動き後に動く傾向があるのです。
ですから、上記と同じような感覚で、116610LVも値動きしており、緑サブという存在は5桁6桁を問わず値動きしているともいえるかと思います。
さて、そんな緑サブの中でも6桁の116610LVは、2019年に入ってから1ヶ月単位で目立った値動きをする様子となっているわけですが、5桁の16610LVはそれに続くような値動きとなっているのでしょうか。
前回、この16610LVをお伝えしたのは2019年2月のことですが、その時点では約129万円という水準でした。
それから2ヶ月が経過した4月の今、16610LVは約137万円となっており、やはり116610LV同様目立った値動きとなっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2019年2月 の安値(楽天) |
2019年4月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
サブマリーナ 16610LV |
中古 | 0年 2ヶ月 |
¥1,296,000 | ¥1,371,600 | 75,600 | 105.83% |
2019年に入ってから、最も目立った値動きとなったのはGMTマスター2の116710BLNRで、1月には2回も記事化するほどの動きとなっていました。
116610LVは、ここ数年、116710BLNRと同じような水準となる傾向があるため、116710BLNRと同じように値上がりしたといえます。
そして、16610LVも116610LVが値上がりした後に上昇する傾向があるため、この16610LVの値動きの原因は116710BLNRといえるかもしれないのです。
16610LVは、初代緑サブとして、デビュー当時から相対的に高く、常に“割高”という印象があるモデルで、116710BLNRより10年も前から「カラーベゼル、割高、人気モデル」として存在しています。
値上がりしたのは優秀とも感じますが、今のように6桁世代に影響されたような値動きではなく、6桁世代を牽引するような存在にもなってほしいとも思います。