派手な見た目、豪華な内容。
こういった腕時計は、一部の人に好かれることがあっても、ポピュラー人気となることはむずかしく、結果的に値下がり傾向となる事例が多いように感じます。
しかし、デイトナの場合、こういった内容でもしっかりと値動きしており、特に2016年11月から2018年4月までの約1年半で、この116598SACOは100万円近い値動きとなっていました。
さて、2019年4月の今、それから1年が経過したわけですが、このデイトナレパードはどのような動きとなっているかというと、若干の値上がり傾向となっている様子です。
2016年から2018年ほどまでの値動きはしていないものの、2018年4月と比較して約7万円の値上がりとなっています。
このデイトナレパードのような特殊なモデルは、一旦値上がり傾向となっても、その後再度値下がりとなる事例を見かけますが、デイトナレパードに関しては2018年4月から値下がりしているわけではありません。
ですから、現在の500万円台後半という水準がこのデイトナレパードの相場としてこの1年ほど続いているわけで、見た目に負けない価格帯にしっかり位置していると感じます。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年4月 の安値(楽天) |
2019年4月 の安値(ヤフーショッピング) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイトナ 116598SACO |
中古 | 1年 0ヶ月 |
¥5,880,000 | ¥5,953,000 | 73,000 | 101.24% |
デイトナレパードは、テレビ番組の企画で、スギちゃんが購入したモデルとして有名という側面もありますが、現在の水準でもスギちゃんは「得」となっているわけではない様子です。
スギちゃんが購入した価格は、番組によれば648万円であるため、現在の中古水準をもってしても、マイナス状態だといえます。
スギちゃんがこのデイトナレパードを購入したのは2013年だった様子ですが、翌年2014年における116598SACOの中古は388万円という水準。
2019年現在の中古は約595万円となっているため、もしも当時中古で買っていたならば、200万円以上高くなっていることになります。
「かつての新品価格より、数年後の中古相場のほうが上」という現象は、最近ロレックスでよく見ることがありますが、デイトナレパードのような特殊なモデルの場合、そのような現象に至っていない様子です。
なお、2016年11月の水準でも、2014年3月と比較すると約101万円の値上がりとなっています。
116598SACOは、2014年から2016年、2016年から2018年という期間において、いずれも100万円前後の値上がりとなっているわけです。
そういった意味では、2018年から2019年かけての値動きは、約7万円という水準であるため、ここ数年における「派手な値動き」は落ち着いたとも感じます。