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現在相場考察

55万円前後の選択肢、シードゥエラー16600

2016年5月2日更新
ロレックスのシードゥエラーについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2015年4月の安値(ヤフオク)と2016年4月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この1年0ヶ月での変動は¥-6,605だった。

シードゥエラー 16600についての考察(2016年4月)

5桁リファレンスのサブマリーナが300m防水の性能でダイバーズ」を名乗っている一方、見た目がそっくりなこちらはなんと1220m防水!これだけの防水性能だと300mが可愛く思えてきてしまいます。

ロレックス シードゥエラー¥1,152,000〜¥14,490,000(2024年11月21日現在)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2015年4月
の安値(ヤフオク)
2016年4月
の安値(楽天)
変動額 残価率
ロレックス
シードゥエラー
16600
中古 1年
0ヶ月
¥544,445 ¥537,840 -6,605 98.79%

実際、パネライルミノールシリーズは、どれを買っても300m防水ですから、サブマリーナの防水性能にレア感はありません。1680から16610になった時防水性能が200m→300mとアップしたことがブランディングに有効だった昔であればかち合った300mもパネライのせいで有り難みが薄れてしまいました。

しかし、1220m防水の高級機械式腕時計はあまり無いでしょう。

実際使うかどうかは別として、この防水性能に萌えを感じた時計ファンの支えによりサブマリーナデイトよりも高値。

安い時期でも青サブクラスの価格でした。

そんなシードゥエラー、なんと現在サブマリーナデイトとほぼ同価格ではありませんか!!

しかも、サブマリーナデイトが値上がり傾向なのに、こちらは値下がり傾向!!

これはお買い得感がありますね!

そんなシードゥエラー、実際の防水性能を発揮するためには日本ロレックスに点検に出したほうが安全なのは間違いありません。

しかし、点検に出してしまっては利益を圧迫するどころか、足が出てしまうかもしれません。

これから夏に向けて、需要の有りそうなこの1本。

季節の相場変動が起これば、短期で利益が出るかもしれません。

ただし、夏に向けてこの時計を新たに手に入れたのなら、海にして行きたくなるでしょう。

腕時計投資的には、日常使用は時計の程度を下げない傾向があるので問題ありませんが、海や水は心配ですね。

特にオーバーホールしていない中古品を買ったら、防水性能を信用するのはやめたほうが無難。

海やプールといった、時計にとって過酷な環境に晒さないよう注意が必要です。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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