今年、2019年はGMTマスター2の値上がりが目立っています。
特に6桁世代の116710BLNRと116710LNは、2019年において数十万円単位の目立った値動きとなっており、BLNRに関しては1月から短い期間で値上がりを繰り返しています。
では、5桁世代はどのような様子かというと、こちらもなかなか目立った動きとなっているといえます。
16710は今年の1月に90万円台となりましたが、4月の現在では、なんと100万円台となっており、ついに100万円以上という水準に達しているのです。
つまり、この16710は2019年において、3ヶ月という期間で10万円以上の値動きとなっているわけであり、6桁に負けじと目立った値動きとなっているといえます。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2019年1月 の安値(楽天) |
2019年4月 の安値(ヤフーショッピング) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
GMTマスター2 黒赤ベゼル 16710 |
中古 | 0年 3ヶ月 |
¥915,840 | ¥1,022,000 | 106,160 | 111.59% |
2000年代前半に、30万円台前半という新品実勢価格だった16710は、2016年の60万円台という中古水準でも十分に値上がり状態といえましたが、それから3年たった今、なんと、その水準から40万円程度も高くなっているのです。
割高と感じても、そこから高くなるという現象はこれまで何度もお伝えしましたが、この16710は、まさにそれに該当するといえるでしょう。
2016年に60万円台だったのがその後、80万円台となり、今では100万円台。
今の基準からすると、「割高」と感じた過去の水準は、逆に「安く」感じるのが面白いといえるでしょう。
ですから、感覚というのは絶対ではなく相対であるということが、この16710から理解できると思います。
現在の約102万円という水準は、過去価格と比べるとかなり割高に感じても、今後違う印象となるかもしれないというのは、意識的に思考しないとなかなか理解できないかもしれません。
ちなみに、16710にはこの黒赤の他にも、黒と青赤ベゼルがありますが、近頃は黒赤が16710全体のボトム価格となっている傾向があります。
最も高いのは青赤ですが、現在その水準は約105万円となっている様子です。
いずれにしても、16710はベゼルカラーに関係なく100万円以上という水準になっており、値動きが目立った2017年と比べてもずいぶん高くなったという印象です。
2017年の段階では、約76万円という水準でも「驚く」という表現ができましたが、それと比較しても、現在の水準は26万円以上も上昇しているのです。
ステンレスのGMTマスター2は、世代を問わず、現在では100万円以上という水準でないと購入することができない状況となっています。