モンツァといえば、「カレラ」「モナコ」に次ぐ復刻モデルです。ただし、“復刻モデル”と言っても2種類存在するので要注意。1つは2000年頃に登場した「HEUER」ロゴの復刻版(CS2111)。そしてもう一つが、2001年頃に登場した「TAG HEUER」ロゴの“キャリバー36”(CR5110)。このキャリバー36=エルプリメロ、というのは有名ですね。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2009年8月 の安値(ヤフオク) |
2016年5月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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タグホイヤー
モンツァ キャリバー36 革ベルト CR5110 |
中古 | 6年 9ヶ月 |
¥248,000 | ¥248,000 | 0 | 100.00% |
タグホイヤーといえば、F1のイメージが強いです。
90年代より積極的にF1に広告宣伝をし、その際ヒットしたのがS/el。
タグホイヤーというブランド2000年ぐらいまで、宣伝広告によるヒット&時計の造りのせいで、高級腕時計としてはちょっぴりチープな印象でした。
しかし、そこに“限定”付きで登場した「クラシックシリーズ」が人気に。
で、その「カレラ」と「モナコ」の“限定”が解除された際、新たな「クラシックシリーズ」の一員としてデビューしたのが復刻モンツァです。
で、このモンツァ、1964年の復刻カレラとは異なり、1930年代に製造されていたクッション型ケースのモデルを復刻し、そこに「モンツァ」と命名。
カレラ&モナコが正当な復刻版であるのに対し、モンツァは掘り起こしてきた感がありますね。
そんなモンツァ、「ホイヤー」ロゴのほうは結構短命で、デビューしてから1年ぐらいですぐに「タグホイヤー」ロゴのキャリバー36にモデルチェンジとなります。
どちらが高いかというと、「タグホイヤー」ロゴモデル。
一見、「ホイヤー」ロゴのほうがマニア受けしそう&生産年数短いので、高そうですがそんなことはありません。
やはり、キャリバー36=エルプリのほうが価値が高いと世間は認識するのでしょう。ちなみに、定価も「タグホイヤー」ロゴのほうがだいぶ高いです。
そして、相場。
なんと2009年と全く同じ価格ではありませんか!
同じくエルプリ搭載モデルでも2012年と比べて30万円以上値上がりしているロレックスの16520と比べて、全く価格が変わっていないエルプリ搭載のモンツァはお買い得とも言えるでしょう。
個人的には「ホイヤー」ロゴのほうが好きですが、エルプリ搭載で革ベルト仕様のクラシカルな時計、ちょっと興味をもったら良い選択です。