2018年から15400STの値動きが活発となり、一度に50万円近く値動きすることが何度も見られるようになりました。
この15400STは、2016年10月では120万円台に位置していたのが、2018年1月には約176万円にまで上昇。2018年11月には約194万円という水準になっていました。
そして、2019年の今、この15400STはまたもや目立った値動きとなっており、その水準はついに240万円台に達しているのです。
2018年11月から2019年5月現在までの半年で動いた額は、約46万円という値上がりとなっており、雲上スポーツらしく派手な値動きをしていると感じます。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年11月 の安値(楽天) |
2019年5月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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オーデマピゲ
ロイヤルオーク 15400ST.OO.1220ST.02 |
中古 | 0年 6ヶ月 |
¥1,948,000 | ¥2,417,000 | 469,000 | 124.08% |
ロイヤルオークといえば、今年2019年に15500というモデルが登場したニュースがありますが、その15500こそ、この15400の後継モデルだといえます。
つまり、今年15400は生産終了となったわけで、そういった大きなニュースにより派手な値動きとなったと推測できます。
とはいえ、まだ生産終了状態とはなっていない2018年の段階から、派手な値動きをしていたため、現在の値動きに対して、それほど大きなインパクトを感じないかもしれません。
ちなみに、2016年10月時点では、約127万円という水準だったため、この15400は約2年半で100万円以上の値上がりとなったことになるのです。
ロイヤルオークという時計は、元祖雲上スポーツという存在ですが、ノーチラスなどと比較して、2018年より前まで値動きが地味という印象もありました。
その理由として大きいのは、モデルが無数に存在するという点。特に15400と15202の違いは、時計好きで、なおかつオーデマピゲに興味がないとわからないでしょう。
ただ、15202は最もオリジナルモデルに近いため、オーデマピゲを深く知ると魅力的だとわかります。
15400など近代的なモデルは、ジェンタデザインから離れた傾向があるため、好き嫌いが分かれるところだと思います。
そういった意味では、今年登場した新型の15500も同様だといえ、15500が好きな方、15400が好きな方、15202が好きな方というように、同じロイヤルオークでも好みが分かれるかと思います。
15500は、15400とケースサイズは同様である一方で、バーインデックスの長さの変更や「AUTOMATIC」表記の廃止などがありました。
ムーブメントが新しくなったため、デイトの位置が文字盤端に寄った点は、オリジナルロイヤルオークに近くなった一方、上記のようなオリジナルと離れたといえる要素も加わっています。
特にバーインデックスの短さは、14790時代を彷彿とさせ、ジェンタデザインとは異なる印象を与えています。
つまり、バーインデックスが長いモデルが好きな方としては、15500と15400を比較した場合、15400のほうが良いとなる可能性高く、そういった需要からこの15400は値上がり傾向なのかもしれません。