かつて「ロレックス」という言葉に対して想像した時計像は、コンビのデイトジャストだったといえますが、現在ではそれがスポーツモデルに変化したと思います。
そうなったのは2000年代からだといえますが、その時代に登場したデイトジャストこそ116233という存在です。
16233の時代では、ロレックス=デイトジャストというイメージがあったためか、中古流通量はかなり多めです。
それに対して、116233の時代では、世界的にスポーツモデルが人気となっていたこともあり、中古流通量は5桁と比べて少なめとなっているのです。
さて、そんな116233も2018年に126233へと変化。デビューしたのが2004年ですから、14年でモデルチェンジしたことになります。
この116233という存在は、最初に6桁世代のデザイン要素が採用されたといえるため、まさに6桁の幕開けとなったモデルだと感じます。
そのような存在がモデルチェンジされたというのは、126233をもって新世代が始まるのかと思いきや、そうではない様子があります。
126233は、116233に対して見た目的な変化は大きくなく、最もな違いは搭載するムーブメントだといえます。
そのため、80年代のようなモデルチェンジだとも感じるため、116233は80年代ヴィンテージに近い立ち位置というと分かりやすいかもしれません。これは、このデイトジャストに限らず、ディープシーなど多くのロレックスで見られる変化です。
ただ、80年代ヴィンテージとは異なり、生産期間は短くないため、それらが今後どのような評価となるのかはまだわかりません。
少なくとも現在の様子を見ると、これらはまだ現行といった印象があるように感じます。
では、値動きはどうかというと、生産終了となったからといって特に動いてはない様子です。
しかし、その水準は、年々きちんと変化しており、116233は現在70万円台という水準となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年10月 の安値(楽天) |
2019年5月 の安値(ヤフーショッピング) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイトジャスト グレーサンビーム文字盤 116233 |
中古 | 1年 7ヶ月 |
¥678,000 | ¥710,640 | 32,640 | 104.81% |
116233(グレーサンビーム文字盤)は、2017年4月の段階で約65万円という水準でしたが、2017年10月にはやや値上がり。現在では、約71万円という水準になっています。
一度に値動きする額や、その値動きに要した期間は、スポーツ系と比べてかなり地味だといえますが、それでもきちんと値上がりしているのが凄いと感じます。
2017年の時点では、60万円台だった116233(グレーサンビーム文字盤)は、今や70万円台。値動きは地味でも、70万円台という価格帯はインパクトがあるように思います。