40mmサイズのケースにステンレスブレスレット搭載、というオーソドックスな時計形態をなしているこの時計。パネライの中では逆に珍しい存在でした。ただこの時計、パネライが流行るきっかけになったシリーズであることは間違いなく、オーソドックスな形状故にロレックスユーザーの“次の時計”として選ばれやすかったのです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2014年7月 の安値(ヤフオク) |
2016年5月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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オフィチーネパネライ
ルミノール40mm ステンブレス、白文字盤 PAM00051 |
中古 | 1年 10ヶ月 |
¥480,000 | ¥418,000 | -62,000 | 87.08% |
実際、エクスプローラの後にもう1本時計がほしくなって、このシリーズの黒文字盤(PAM00050)を買ったという人は多いかと思います。
当時のラインナップは
の3本立て。
なぜか青文字盤だけオールサテン仕上げで、その見た目ゆえ他より安値で取引されていました。
当時、パネライのラインナップはとってもシンプルで、
というのに分類。
ずっとこの内容でいってくれればよかったのに、と個人的に思っていますが、2005年前後から上記ラインナップのルールはぐちゃぐちゃに。
44mmでもステンレスブレスレットが選べるようになったり、ラジオミールにステンレス&手巻きモデルが登場したりなど。。
で、40mmモデルは徐々に縮小されていき、ステンレスブレスレットは生産終了モデルとなりました。
上記の中でも比較的最近まで残っていたのがこの白文字盤(PAM00051)だったのです。
2007年ぐらいからは文字盤下のPANERAIという表記の下に「Automatic」が加わります。
ちなみに、今でも公式サイトに記載のある、革ベルト40mmのPAM00048も「Automatic」表記が。ちなみにこちらは黒文字盤。
かつて「Automatic」の表記って不人気44mmの変わり種モデルPAM00086などに表記されていたため、「Automatic」表記ってパネライの中ではちょっと安っぽいイメージがあるのです。
実際、エルプリ搭載(Automaticの)PAM00072やゼニスエリート搭載(こちらもAutomatic)の金無垢ラジオミールには「Automatic」表記されていません。
それに習って比較的高級機に位置づけされる40mmにも「Automatic」表記がなかったのです。
というか、ラジオミールとクロノグラフと40mmに手巻きが存在しないので、単純に「Automatic」表記されていなかっただけかもしれません。
相場については「Automatic」表記された比較的最近のモデルも「Automatic」表記ないモデルもほぼ差がないと言って良いでしょう。
この手の時計の「白文字盤」ってロレックスだとエクスプローラ2とミルガウスぐらいしか選択肢がありません。
よって、SSブレス時計の白文字盤としてパネライのこれ、時計コレクションの中に入れるには良い要素を持った時計ですね。