2019年になって、デイトナ16520の値動きが、再度目立っている様子があります。
16520は、かつて腕時計の王様と言われ、最近ではエルプリ搭載のレアデイトナという印象が強くなっているかと思いますが、意外にも2016年11月まではそこまで目立った値動きとなっていませんでした。
その時16520は、約120万円という水準で購入可能だったのですが、2017年夏頃には200万円程度にまで上昇。2018年には2017年ほどの値動きをしなかったものの、2019年になってからは再度目立った動きとなっています。
16520が、2019年において目立った値動きとなったということは、同じ時代の他のデイトナも値動きしている可能性がということになりますが、まさに、そういった動きに該当するモデルが存在します。
16520の豪華金無垢バージョンである16528は、ちょうど1年前の2018年5月と比較して、約28万円という値上がり状態。
16528の知名度は、16520と比較すると弱いとも感じますが、それでも目立った値動きとなっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年5月 の安値(楽天) |
2019年5月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ 黒文字盤 16528 |
中古 | 1年 0ヶ月 |
¥2,878,000 | ¥3,160,000 | 282,000 | 109.80% |
16528は、YGの豪華なモデルですから、これまでステンレスの16520と比較して、ずいぶん異なる価格帯にいるという印象がありました。
けれども、16520の黒文字盤が270万円台となった今、同じ黒文字盤同士で、SSとYGとの価格差は41万円となっています。
16520も16528も同じように値上がり状態であるのですが、その値動きは16520のほうが派手。その結果、16528との価格差は縮まっています。
そうなってくると、16520と16528はもはや“どちらにしようか”と迷える2本ともいえます。
もともとの相場が高く、なおかつ16520の豪華バージョンである16528を買ったほうがお得とも感じるのですが、値動き的には16520のほうが派手ともいえます。
どちらを選ぶかは難しいとも感じますが、これまでの事例では、16520が高くなると16528も高くなっており、YGよりSSのほうが高くなったということはありません。
今後どのようなことになるかはわかりませんが、仮に16520に抜かされないのであれば、16528を買ったほうがお得感があるような気もします。
ちなみに、筆者としては16528のシャンパン文字盤が魅力的だと思っているのですが、最近、同様に考えている方が多いようで、シャンパン文字盤は黒文字盤より高い水準となっています。