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現在相場考察

白文字盤の、パネライルミノールマリーナPAM00113

2016年5月7日更新
オフィチーネパネライのPAM00113について斉藤由貴生が執筆。本記事では2013年2月の安値(ヤフオク)と2016年5月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この3年3ヶ月での変動は¥139,850だった。

ルミノールマリーナ44mm 白文字盤 PAM00113についての考察(2016年5月)

この時計、デビュー当初は裏蓋が普通のステンレスでムーブメントを眺めることができなかったのですが、2002年に裏スケ仕様となりました。その際リファレンスがPAM00113に変化。パネライの裏スケ仕様を普通に捉えていますが、よく考えてみると300m防水で裏スケってあまりない性能。というかかなり希少です。

オフィチーネパネライ ルミノール 44mm PAM00113¥463,496〜¥554,000(2024年11月21日現在)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2013年2月
の安値(ヤフオク)
2016年5月
の安値(楽天)
変動額 残価率
パネライ
ルミノールマリーナ44mm
白文字盤
PAM00113
中古 3年
3ヶ月
¥320,000 ¥459,850 139,850 143.70%

スポロレの場合、300m防水性能を誇るのはサブマリーナのみ

その他のスポロレは防水性能を売りにしていますが基本的に100m防水です。(当然シードウェラは除く)

それがパネライの場合、ルミノール系については標準装備で300m防水

サブマーシブル、というサブマリーナのライバルを髣髴とさせるモデルもありながら、そっちも防水性能は300mと変わりません。

ですから、標準装備で300m防水裏スケなのです。

よって一般的に、結構すごい機能が目立つこと無くサラッと受け流されているのです!

私もパネライが裏スケ化したとき、パネライの要素に「裏スケ」追加っていいブランディングだな、ぐらいにしか思いませんでした。

そして、時期によってはこのような時計が25万円で普通に売られていたというからびっくりです。

とはいえ、一般的な価格帯はエクスプローラ2のライバルといったところ。

機能的には変わらないサブマーシブルのほうが高いのは言うまでもありません。

しかもルミノールマリーナの場合、ベルトが脱着可能なため、

  • 夏はラバーベルト
  • 冬は革ベルト
  • という楽しみ方ができるのが良いです。

    44mmというデカアツ時計を毎日つけるのはちょっと気がひけるかもしれませんが、ステンレスブレスレットのように1年中使えるのです。

    ステンブレスの時計は沢山ありますが、ルミノールのように

  • 300m防水
  • 裏スケ
  • 手巻き
  • しかも

  • かつてロレックスがムーブメント供給
  • イタリア軍公式時計だった
  • というストーリーまである。

    最近、かつてほどの人気がないパネライですが、こうやって改めて要素を見てみると良いブランドですね。

    その中でも最もオーソドックスなパネライとして存在するのがこれ。

    ルミノールベースかルミノールマリーナです。

    違いは9時位置のスモセコがありかなしか。

    白文字盤か黒文字盤かによる相場の違いはあまりなく、どっちを選ぶかはもはや好みの問題です。

    茶カーフベルトに白文字盤の組み合わせ、有名なパネライの配色でありながら、意外に街でしている人を見かけないのです。

    これから夏に向けて、白文字盤のパネライルミノール、1本欲しいと思いませんか。

    この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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