この時計、デビュー当初は裏蓋が普通のステンレスでムーブメントを眺めることができなかったのですが、2002年に裏スケ仕様となりました。その際リファレンスがPAM00113に変化。パネライの裏スケ仕様を普通に捉えていますが、よく考えてみると300m防水で裏スケってあまりない性能。というかかなり希少です。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2013年2月 の安値(ヤフオク) |
2016年5月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
パネライ
ルミノールマリーナ44mm 白文字盤 PAM00113 |
中古 | 3年 3ヶ月 |
¥320,000 | ¥459,850 | 139,850 | 143.70% |
スポロレの場合、300m防水性能を誇るのはサブマリーナのみ。
その他のスポロレは防水性能を売りにしていますが基本的に100m防水です。(当然シードウェラは除く)
それがパネライの場合、ルミノール系については標準装備で300m防水。
サブマーシブル、というサブマリーナのライバルを髣髴とさせるモデルもありながら、そっちも防水性能は300mと変わりません。
ですから、標準装備で300m防水裏スケなのです。
よって一般的に、結構すごい機能が目立つこと無くサラッと受け流されているのです!
私もパネライが裏スケ化したとき、パネライの要素に「裏スケ」追加っていいブランディングだな、ぐらいにしか思いませんでした。
そして、時期によってはこのような時計が25万円で普通に売られていたというからびっくりです。
とはいえ、一般的な価格帯はエクスプローラ2のライバルといったところ。
機能的には変わらないサブマーシブルのほうが高いのは言うまでもありません。
しかもルミノールマリーナの場合、ベルトが脱着可能なため、
という楽しみ方ができるのが良いです。
44mmというデカアツ時計を毎日つけるのはちょっと気がひけるかもしれませんが、ステンレスブレスレットのように1年中使えるのです。
ステンブレスの時計は沢山ありますが、ルミノールのように
しかも
というストーリーまである。
最近、かつてほどの人気がないパネライですが、こうやって改めて要素を見てみると良いブランドですね。
その中でも最もオーソドックスなパネライとして存在するのがこれ。
違いは9時位置のスモセコがありかなしか。
白文字盤か黒文字盤かによる相場の違いはあまりなく、どっちを選ぶかはもはや好みの問題です。
茶カーフベルトに白文字盤の組み合わせ、有名なパネライの配色でありながら、意外に街でしている人を見かけないのです。
これから夏に向けて、白文字盤のパネライルミノール、1本欲しいと思いませんか。