派手に値動きするステンレスの一方で、あまり値動きしないという印象があるデイトナのコンビモデル。
とはいえ、決して値動きしないということはなく、1年という単位では10万円以上の値上がりとなっています。
特に最近、目立って値動きしていると感じるのは、エルプリ時代のコンビモデル、16523ですが、2017年まで100万円程度で購入可能という印象だったのが、最近では140万円台という水準に達しています。
さて、16523といえば、気になるのは116523との価格序列。
以前から、コンビモデルだけは、16523より116523のほうが高いという傾向があったのです。
ステンレスや金無垢の場合、16520より116520世代のほうが安い相場となっているのに対し、なぜかコンビだけは2000年デビュー世代のほうが高いのです。
ただ、先のように、16523は目立って値動きしたという印象。もしかすると、116523より高くなっているかもしれません。
その答えはどうでしょうか。
現在、116523のボトム価格は白文字盤の約149万円という水準。
16523のボトム価格は約140万円(グレー文字盤)、白文字盤でも約142万円という水準ですから、相変わらずコンビモデルは116523のほうが高いという傾向があるようです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年12月 の安値(楽天) |
2019年6月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ 白文字盤 116523 |
中古 | 1年 6ヶ月 |
¥1,242,000 | ¥1,490,400 | 248,400 | 120.00% |
116523は2016年の段階で、約111万円(グレー文字盤)でしたが、それは当時の116520とほぼ同じ価格帯でした。
その翌年、2017年からは116520は目立って値上がりしたものの、116523はそれと比べると地味な値動きといえます。
それでも、16523と比較すると116523のほうが値動きしていました。2016年時点で110万円台だった116523は、2017年では120万円台となっていたのです。
そして、2018年11月には130万円台に到達。
今回、116523は140万円台となったわけですから、年をまたぐごとに10万円単位で価格帯が変化しているように感じます。
ちなみに、116523の現在の約149万円は、116520の2017年11月の水準に相当します。
その頃、116520は約148万円という水準となっており、2ヶ月で約7.8万円の値上がり状態となっていました。
当時の印象としては、116520はずいぶん高くなったと感じましたが、それより“安い”印象がある116523も、既にその水準に達しています。
ただ、116523が116520の2017年11月時点の水準に到達するには、1年半以上もの遅れがあるため、そこを考慮すると優秀さは薄まる印象にもなります。