ステンレスのデイトナの現行モデルといえば、長らく「腕時計の王様」という存在感がありますが、現在では、デイトナ以外でも、驚異的な値動きをするモデルが多々ある状況です。
他のブランドを例にすると、王様という存在感が曖昧となるため、割愛させていただきますが、ロレックスに限定したとしても、116710BLNRや116610LVの最近の値動きは、116500LNを脅かすのではと思うほど派手とも感じます。
それらカラーベゼルの2本は、2年程前までは100万円以下という価格帯に位置。当時は、それでも割高だと感じたのですが、なんと今では170万円台という水準に変化しているのです。
ちなみに、116500LN白文字盤は、2017年4月時点で約195万円という中古ボトム価格。
これまでの常識では、新モデルは“デビューしたての時期が最も高い”ため、カラーベゼルが170万円台となった今、116500LNはそれらとの価格差が少なくなっていても不思議ではありません。
しかし、116500LNはそんなに弱い時計ではありません。
以前の記事でもお伝えしているように、このデイトナは、デビューした2016年の『定価より高い新品実勢価格』が最も安く、デビューしてから時間が経過するにつれ上昇している傾向があるのです。
そして、そういった傾向は、2019年現在でもとどまることがなく、なんと2018年12月から半年という期間でも、約38万円の値上がりとなっている様子。
BLNRや緑サブなど6桁世代のカラーベゼルモデルが「派手な値動き」といっても、それと同じぐらい、この116500LNの白文字盤は変動しているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年12月 の安値(楽天) |
2019年6月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ 白文字盤 116500LN |
中古 | 0年 6ヶ月 |
¥2,484,000 | ¥2,866,470 | 382,470 | 115.40% |
現在、116610LVはかなり派手な値動きとなっているように感じますが、2018年12月と現在を比較するとどのような変動となっているのでしょうか。
2018年12月において、116610LVは約129万円という水準だったのが、2019年6月現在は約170万円。つまり、半年で約41万円の変動となっているのです。
116500LNは、半年で約38万円の変動ですからほぼ同様だといえます。
ですから、カラーベゼルのBLNRや116610LVなどがかなり派手に値動きしたという印象がある現在において、実は116500LN白文字盤も同様の値動きをしているのです。
116500LN白文字盤は、人気モデルという印象が強いため、同じ値動きをしても緑サブとよりも驚きが少ないため、その優秀さが目立たない印象があるかもしれません。
しかし、その値動きは、実は、今かなり派手な動きと感じるカラーベゼルに対して引けを取らない水準であるのです。