エクスプローラー1とともに、スポーツロレックスとしては安い価格帯に位置する印象のエクスプローラー2。
2017年春頃までは、5桁世代のエクスプローラーは、1も2も30万円台後半という水準に位置しており、当時のロレックスの印象からも、比較的買いやすいという印象があったと思います。
それが、2018年頃からはエクスプローラー2のほうが、1より高くなり、両者の価格帯は“異なる”という印象になります。
2018年に、16570は50万円台となったのですが、14270や114270は40万円台という水準に留まっていたのです。
14720は、2000年前後という時代において、時代を象徴するほどの人気モデルだった一方、16570はそれの2番手という印象がありました。
90年代後半において、黒文字盤は一時期プレミア価格となったものの、それは短い期間の間であり、なおかつ白文字盤は黒文字盤より目立って安かったのです。
そういったことから、16570が50万円台となった際、過去最高値更新というように、かなりなインパクトがあったと感じました。
さて、最近エクスプローラー1のほうも、14270が50万円台となり、1年半ぶりに価格帯が変化したということになっています。
では、16570はどのような様子となっているかというと、こちらも値動きしており、価格帯が変化している状況です。
現在、16570の白文字盤は、約64万円という水準なのですが、2ヶ月前の2019年4月と比較して4万円以上の値上がり状態。
2018年に16570が50万円台となって驚きましたが、2019年の今、なんと白文字盤は、60万円台という水準に達しているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2019年4月 の安値(楽天) |
2019年6月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
エクスプローラー2 白文字盤 16570 |
中古 | 0年 2ヶ月 |
¥594,000 | ¥640,440 | 46,440 | 107.82% |
エクスプローラー2の16570には、ルーレット有りかつ、ムーブメントが新しくなったM番以降の価格が高いという傾向があるため、60万円台という価格帯は、ちょっと前の常識だと「M番でしょ?」という感覚になります。
しかし、これは16570白文字盤のボトム価格。M番となると更に高い水準です。
2017年春頃まで30万円台後半という水準に位置した16570は、当時、50万円台だったミルガウスの116400より「かなり安い」という印象がありましたが、なんと今では116400と同水準となっているのです。
2017年の印象では、16570も116400も値動きが地味という印象がありましたが、今や16570は116400に迫る価格帯に変化したのです。