かつて1500とか2000とか4000、6000などという内容がよくわからない名前のダイバーズウォッチが主力だったタグホイヤー。この2000は80年代にデビューした当時としては長寿モデルでした。そして98年に“エクスクルーシブ”というサブネーム付きでモデルチェンジしたのが、この2000エクスクルーシブ。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2010年1月 の安値(ヤフオク) |
2016年5月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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タグホイヤー
2000EX 青文字盤 WN1112 |
中古 | 6年 4ヶ月 |
¥40,000 | ¥43,200 | 3,200 | 108.00% |
コレ以前は色付き「タグホイヤー」ロゴだった2000。エクスクルーシブとなって単色「タグホイヤー」ロゴとなりました。
時計の内容もそれ以前の2000より分厚く豪華になり、今でも現行モデルとして通用しそうなデザインです。
当時の定価は約15万円。
200m防水と高い防水性能を誇りながらも安価なのが当時の「タグホイヤー」の位置づけ。
2000だけでなく主力モデルはクオーツが中心でした。
さてこの2000エクスクルーシブ。
98年デビューと時計ブームと同じ時期にデビューしたためか、結構な数が出回っています。
しかも程度が良いのが多い。
5万円以下、という中古相場だとあまり大事にされないためか、程度の悪いモノが多い傾向がありますが、なぜか2000は程度の良いのが多いのです。
たとえば、同じ時期にデビューしたブルガリアルミニウムは現在程度の良い物を見つけるのが大変。
2000はダイバーズウォッチという内容や価格を見てもそんなに大切に扱われなさそうな時計。
にも関わらず程度の良い物が多いのは、時計の造りが良いのかもしれません。
アルミニウムの場合、アルミケース&ラバーという内容。
つまり、構造上傷みやすく、傷まないためには使用頻度を低くしないといけません。
通常、時計ファンは何本も時計を持っているため、特に気を使わなくても使用頻度が低めになるのですが、安価な時計の場合“1本持ち”の人がオーナーになってしまうと毎日使われて、結果程度の悪い時計となってしまうのでしょう。
なおこの2000エクスクルーシブ、時計全体が安かった2010年と比べても3000円しか値段が変わっていません。
価格が安定しているこの時計、ステンレスブレスレットで毎日使える時計が欲しくなった時、良い選択だと思います。
シンプルデザインで古臭くないですし、デリケートでもなさそうなので普段使いには持って来いでしょう。
ただ、本当に日常使用する際、200mの防水性能に期待したい場合はメーカーなどにメンテナンスに出すのが必須です。
オーバーホールともなると、この時計の本体ぐらいの料金を支払わなければなりませんが、防水性能の確保は高くても1万円程度でしょう。
とはいってもこの時計の5分の1の値段。
時計って水がかかることがあまりないので私なら防水性能を期待せずに使うと思います。
値上がりは期待できませんが、高級腕時計入門用として5万円ならこの時計良いと勧める1本です!