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現在相場考察

1年で50万円以上の上昇、ロイヤルオーク15300ST.OO.1220ST.01

2019年8月5日更新
オーデマピゲのロイヤルオーク15300ST.OO.1220ST.01について斉藤由貴生が執筆。本記事では2018年7月の安値(楽天)と2019年8月の安値(ヤフーショッピング)を比較し現在相場を考察。この1年1ヶ月での変動は¥526,000だった。

ロイヤルオーク 15300ST.OO.1220ST.01についての考察(2019年8月)

2005年にデビューしたロイヤルオーク15300ST

比較的年式の新しいロイヤルオークでありながら、今年15500が登場したことにより、すでに2世代前となってしまいました。

ただ、ロレックスパテックフィリップと比べるとロイヤルオークのモデルチェンジスパンは早いため、モデルチェンジの全てが「世代交代」というように捉えないほうが良いかも知れません。

実際、今年登場した15500は、見た目などの変更がそこそこあった一方、15300と15400の主な違いはケースサイズだけともいえます。

そういった意味では、2005年に登場した15300と、2012年に登場し、今年まで現行だった15400は、同じ世代だといえるわけですが、そうすると、これらロイヤルオークの生産期間が14年程度となるため、1つの世代としてしっくりくる年月だと感じます。

さて、15400STといえば、最近目立った値上がり状態だということをお伝えしていますが、15300のほうも負けていない様子です。

2018年7月、15300ST.OO.1220ST.01は185万円という水準だったのですが、2019年8月現在では約237万円という水準。

約1年という期間で52万円ほどの値上がりとなっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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AUDEMARS PIGUET オーデマピゲ ロイヤルオーク 15300ST.OO.1220ST.01 中古 322221

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2018年7月
の安値(楽天)
2019年8月
の安値(ヤフーショッピング)
変動額 残価率
オーデマピゲ
ロイヤルオーク
15300ST.OO.1220ST.01
中古 1年
1ヶ月
¥1,850,000 ¥2,376,000 526,000 128.43%

15400ST15300STも、2017年頃までは120万円台といった水準で購入可能でしたが、2018年からは、目立った値動きをするようになり、その結果両者は200万円近い価格帯にまで上昇。

そして、その後も値動きは停滞することなく、15400ST15300STも、2019年の今では200万円以上という水準となっているのです。

ただ、2018年の段階では15400ST15300STの価格差はあまり無かったのが、今では15400STのほうが15300STより30万円程度高い様子。

ともに値上がり傾向となっている両者ですが、この1年では15400STのほうが優秀な動きとなっています。

筆者個人的には、15300STのバランスのほうが好きなため、15400STより高くても良いのではとも感じてしまいますが、同じモデルの場合、大きいほうが高いという傾向があるため、現在の15400ST15300STの価格序列は自然ともいえます。

売出し数の観点では、15300STのほうが少ないようですが、どちらもそれほど数が多いわけではないため、15300STが特にレアと評価される可能性はあまりないでしょう。

今後の値動きとしては、おそらく15400STに連動したような値動きをするのではないかというふうに、筆者は予測しています。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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