2008年に登場したエバーローズゴールドのデイトナ。
これが登場するまで、デイトナの素材して用意されていたのは、SS、YG、WG、YGxSSコンビですが、これら組み合わせにローズゴールドが追加されたというのは衝撃的だったといえます。
デイトナに限らずロレックスは、ローズゴールド(ピンクゴールド)を採用しない傾向がありましたが2000年にデビューしたデイデイトからピンクゴールドモデルを追加し、2005年にはそれをエバーローズゴールドとしています。
ただ、そういった時期でも、ローズゴールドはスポーツ系モデルには採用されていませんでした。
ですから2008年にデイトナに追加されたローズゴールドこそ、スポーツ系としては初といえるわけで、かなりな意外性を感じたわけです。
ローズゴールドといえば、ヨットマスター2のように、いかにも新しいシリーズに採用されそうだと思うところですが、同じ2008年にデビューしたヨットマスター2にエバーローズゴールドコンビの116681が登場したのは2011年になってからのことなのです。
そのような経緯があってか、エバーローズゴールドのデイトナという存在は、同じ時代の他ゴールドと比べて、基本的に高い傾向があり、それはここ数年でも同様です。
エバーローズゴールドのロレックスは高いという印象は普通のことだとも感じますが、パテックフィリップの場合、J、G、Rとラインナップされている中でRが飛び抜けて高いという傾向はありません。
ですから、よく考えてみると、ローズゴールドは割高とも感じてしまうわけですが、本当にそう思っている人が多いのであれば、あまり値動きしないということになるでしょう。
しかし、エバーローズゴールドの116505は、現在きちんとした値動きをしており、この11ヶ月の間でも30万円以上という値上がり傾向になっています。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年9月 の安値(楽天) |
2019年8月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ 黒文字盤 116505 |
中古 | 0年 11ヶ月 |
¥3,348,000 | ¥3,680,000 | 332,000 | 109.92% |
2000年代デビュー世代の金無垢デイトナといえば、最近特にYG値動きしている様子ですが、現在、116528は295万円という水準です。
ちなみに2017年の年末時点では、116528は250万円程度、116505は320万円程度という水準でした。
現在、116528と116509の価格差は70万円程度となるわけですが、2017年時点でも70万円の差。2017年と2019年では価格帯が異なりますが、YGとRGの価格差が同じ70万円程度というのは興味深い点だと思います。