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現在相場考察

YGとの価格差に注目、デイトナ116505黒文字盤

2019年8月7日更新
ロレックスのデイトナ116505について斉藤由貴生が執筆。本記事では2018年9月の安値(楽天)と2019年8月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この0年11ヶ月での変動は¥332,000だった。

デイトナ 黒文字盤 116505についての考察(2019年8月)

2008年に登場したエバーローズゴールドデイトナ

これが登場するまで、デイトナの素材して用意されていたのは、SS、YG、WG、YGxSSコンビですが、これら組み合わせにローズゴールドが追加されたというのは衝撃的だったといえます。

デイトナに限らずロレックスは、ローズゴールド(ピンクゴールド)を採用しない傾向がありましたが2000年にデビューしたデイデイトからピンクゴールドモデルを追加し、2005年にはそれをエバーローズゴールドとしています。

ただ、そういった時期でも、ローズゴールドはスポーツ系モデルには採用されていませんでした。

ですから2008年デイトナに追加されたローズゴールドこそ、スポーツ系としては初といえるわけで、かなりな意外性を感じたわけです。

ローズゴールドといえば、ヨットマスター2のように、いかにも新しいシリーズに採用されそうだと思うところですが、同じ2008年にデビューしたヨットマスター2にエバーローズゴールドコンビの116681が登場したのは2011年になってからのことなのです。

そのような経緯があってか、エバーローズゴールドのデイトナという存在は、同じ時代の他ゴールドと比べて、基本的に高い傾向があり、それはここ数年でも同様です。

エバーローズゴールドのロレックスは高いという印象は普通のことだとも感じますが、パテックフィリップの場合、J、G、Rとラインナップされている中でRが飛び抜けて高いという傾向はありません。

ですから、よく考えてみると、ローズゴールドは割高とも感じてしまうわけですが、本当にそう思っている人が多いのであれば、あまり値動きしないということになるでしょう。

しかし、エバーローズゴールドの116505は、現在きちんとした値動きをしており、この11ヶ月の間でも30万円以上という値上がり傾向になっています。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2018年9月
の安値(楽天)
2019年8月
の安値(楽天)
変動額 残価率
ロレックス
デイトナ
黒文字盤
116505
中古 0年
11ヶ月
¥3,348,000 ¥3,680,000 332,000 109.92%

2000年代デビュー世代の金無垢デイトナといえば、最近特にYG値動きしている様子ですが、現在、116528295万円という水準です。

ちなみに2017年の年末時点では、116528250万円程度116505320万円程度という水準でした。

現在、116528116509価格差は70万円程度となるわけですが、2017年時点でも70万円の差。2017年と2019年では価格帯が異なりますが、YGとRGの価格差が同じ70万円程度というのは興味深い点だと思います。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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