腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
現在相場考察

150万円台に下落、サブマリーナ116610LV

2019年8月11日更新
ロレックスのサブマリーナー116610LVについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2019年6月の安値(ヤフーショッピング)と2019年8月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この0年2ヶ月での変動は¥-204,660だった。

サブマリーナ 116610LVについての考察(2019年8月)

今の時代の人気モデルの一角を担う、サブマリーナの116610LV

同じカラーベゼルの116710BLNRと常に同じような水準に位置し、ここ数年両者は、中古でも、定価を大きく上回る水準が当たり前となっています。

そして今年、GMTマスター2116710BLNRは生産終了。その相場は、それまで以上に急上昇しましたが、なぜか生産終了発覚以前からそうった値動きが始まっていました。

そのため、これまで同じような相場だった両者は、大きく差が広がったのです。

けれども、この緑サブも、その後、116710BLNRに負けじとそれまで以上の値上がり傾向に変化。

生産終了となっていないにもかかわらず、116710BLNR同じような水準にまで上昇したのです。

しかし、8月の今となっては116710BLNRは値下がり状態。

では、この116610LVはどうかというと、まさにこちらも同じく値下がりとなっているのです。

6月時点では約170万円という水準だった116610LVですが、8月現在では約150万円という水準。

実に、2ヶ月で20万円ほどの値下がりとなっている様子です。

本記事で参考とした中古腕時計

※広告が含まれる場合があります

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2019年6月
の安値(ヤフーショッピング)
2019年8月
の安値(楽天)
変動額 残価率
ロレックス
サブマリーナ
116610LV
中古 0年
2ヶ月
¥1,706,400 ¥1,501,740 -204,660 88.01%

116610LV116710BLNRの相場が同じような水準になるというのは興味深い現象ですが、どちらか一方が「生産終了」なって急上昇しても、逆に急激に値下がりしても、連動するかのように同じ相場になるのが興味深いといえます。

この116610LVは、116710BLNRが急激に値上がりした後から、同じような値動きとなりましたが、これまでの動きは以下のような様子です。

2018年まで120万円台だったのが、2019年1月に130万円台に変化。

その後は、3月に140万円台、4月に150万円台と変化し、6月には170万円台となり、116710BLNRに遜色ない水準に達したのです。

そういった意味では、8月現在の水準は4月時点と同等といえるわけで、4ヶ月前の水準に逆戻りしたといえます。

このような動きは、筆者としては2016年の夏を思い出し、今後どうなるのか興味深いと感じています。

ちなみに、6月時点では、この116610LVのほうが116710BLNRより若干高い水準でしたが、大幅に値下がりした現在でもそれは同様の様子。

116710BLNR140万円台となっている一方で、この116610LV150万円台に留まっています。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
本コンテンツには、主観的評価、見解、想定における情報が含まれています。運営者及びコンテンツ提供者は、コンテンツ内容の正確性、確実性、完全性における保証を行いません。また、コンテンツ内容にかかわる損害・トラブル等に関する一切の責任を負いません。本サイトに記載されている情報は、特に断り書きがない限り、更新日時点での情報に基づいています。