今の時代の人気モデルの一角を担う、サブマリーナの116610LV。
同じカラーベゼルの116710BLNRと常に同じような水準に位置し、ここ数年両者は、中古でも、定価を大きく上回る水準が当たり前となっています。
そして今年、GMTマスター2の116710BLNRは生産終了。その相場は、それまで以上に急上昇しましたが、なぜか生産終了発覚以前からそうった値動きが始まっていました。
そのため、これまで同じような相場だった両者は、大きく差が広がったのです。
けれども、この緑サブも、その後、116710BLNRに負けじとそれまで以上の値上がり傾向に変化。
生産終了となっていないにもかかわらず、116710BLNRと同じような水準にまで上昇したのです。
しかし、8月の今となっては116710BLNRは値下がり状態。
では、この116610LVはどうかというと、まさにこちらも同じく値下がりとなっているのです。
6月時点では約170万円という水準だった116610LVですが、8月現在では約150万円という水準。
実に、2ヶ月で20万円ほどの値下がりとなっている様子です。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2019年6月 の安値(ヤフーショッピング) |
2019年8月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
サブマリーナ 116610LV |
中古 | 0年 2ヶ月 |
¥1,706,400 | ¥1,501,740 | -204,660 | 88.01% |
116610LVと116710BLNRの相場が同じような水準になるというのは興味深い現象ですが、どちらか一方が「生産終了」なって急上昇しても、逆に急激に値下がりしても、連動するかのように同じ相場になるのが興味深いといえます。
この116610LVは、116710BLNRが急激に値上がりした後から、同じような値動きとなりましたが、これまでの動きは以下のような様子です。
2018年まで120万円台だったのが、2019年1月に130万円台に変化。
その後は、3月に140万円台、4月に150万円台と変化し、6月には170万円台となり、116710BLNRに遜色ない水準に達したのです。
そういった意味では、8月現在の水準は4月時点と同等といえるわけで、4ヶ月前の水準に逆戻りしたといえます。
このような動きは、筆者としては2016年の夏を思い出し、今後どうなるのか興味深いと感じています。
ちなみに、6月時点では、この116610LVのほうが116710BLNRより若干高い水準でしたが、大幅に値下がりした現在でもそれは同様の様子。
116710BLNRが140万円台となっている一方で、この116610LVは150万円台に留まっています。